Getting Started with ARC - Google Chrome
ARC: App Runtime for Chromeは、Chrome上で動く新しいAndroidエミュレータで、Android appをChrome app感覚で実行できます。以下はHelium をARC Welderで実行してみた結果です。
実際に試してみると、単純なアプリはそれなりに動きますが複雑なアプリはレイアウトがぐずぐずであまりまともには動きませんし、すぐクラッシュします。まだまだβ版というところです。
ただ期待感はあって、とにかく起動が非常に早いので、将来的にはこれをテスト環境として強化していくと開発が非常にやりやすくなるのではないかと思います。Google Play Servicesもサポートするようですし。
その他ざっと気づいた特徴:
- 一度Android appを起動するとそれがChrome appとして登録される
- 登録済みのアプリはMBAでも数秒で起動する
- Chrome inspector(chrome://inspect/#apps)を起動してispectorで
plugin.shell('adbd')
でadb daemonを起動しておくと、ホストPCからadb shell
などもできる- ただし
adb install app.apk
するとアプリがクラッシュした - なのでAndroid Studioなどから普通のエミュレータ感覚で使うことはまだできない
- ただし
- 暗黙的インテントでブラウザを起動すると、ホストPCのブラウザでウェブページを開く
- つまりインテントもある程度サポートするつもりらしい
これはとても面白い技術で、先が楽しみです。