目次
・はじめに
・実物を見てみる
・データは飛んでいるのか
はじめに
EnOceanがBLE（BluetoothLowEnergy）に対応したと聞き、購入してみた。
動作の確認を行う。
スイッチと環境センサがあるが、スイッチのほうを購入する。
このデバイスは、電源は不要となっており、スイッチを押した力で発電し、その電気のみでBLEのパケットを飛ばすらしい。
BLEのアドバタイジング・パケットにデータをのっけて飛ばす、ブロードキャスト通信とかいうやつだ。
スイッチサイエンスさんで購入できる。
https://www.switch-science.com/catalog/6526/
実物を見てみる
実物の裏面である。QRコードに情報が入っているらしくQRコードリーダーで読み取ってみる。
QRコード【30SE215000183BE+ZB2FEFBE22A5393040BD27E9452AC7599+30PE8221-A280+2PDC03+S07015370】であった。
ユーザーマニュアルによると以下であるらしい。
Source Address：E215000183BE
Security Key：B2FEFBE22A5393040BD27E9452AC7599
Ordering Code：8221-A280
Step Code and Revision：DC03
Manufacturer：07
Serial number：015370
【Security Key】以外は裏面に記載があった。
データは飛んでいるのか
実際にデータは出るのかスマホで情報をとってみる。
スマホに【BLE Scanner】アプリを入れ、右上（下図赤丸）のスイッチを押してみる。
スイッチには4か所あり、それぞれにA0、A1、B0、B1のID（橙字）が指定されている。
押すとアプリ画面に以下（赤枠）の表示が増えた。アドレスが【E215000183BE】なので間違いない。
RAWデータを表示する。【DA030602000009B66BC982】というデータが飛んできたらしい。
ユーザーマニュアルによるとデータは以下のようになっているらしい。
よってこのデータの中身は以下のようになっており、どのボタンが押されたかのデータ（SwitchStatus）は【0x09】となる。
| Manufacturer ID | Sequence Counter | Switch Status | Optional Data | Security Signature |
|---|---|---|---|---|
| DA03 | 06020000 | 09 | - | B66BC982 |
【SwitchStatus】は以下のようになっている。
ボタンは【B0】のため、Bit3が1、またボタンを押しているため、Bit0が1となる。
このため、今回のスイッチステータスは0b00001001（0b00001001 = 0x09）となる。
正しい値が飛んでいることを確認できた。
まずは以上である。BLEの勉強がてらもう少し遊んでみるつもりである。