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AndroidDay 5

無料でアプリのユーザを増やす為の検索最適化まとめ - Google Play ASO

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はじめに

Qiitaは技術的な情報を共有する場所ですが、アプリを作ってリリースしている開発者の方の役に立てばと、マーケティングの記事でエントリーしました。

開発に関する情報は他の方が沢山書いてくれている(いつもお世話になっています)ので、集客に関する情報をこの記事で共有します。


ユーザはどこからやってくるのか?

アプリの開発者が増えて沢山のアプリが市場に出ている昨今、アプリは開発してリリースしただけでは誰も使ってくれません。

時間をかけてアプリを作ってリリースしても、誰も使ってくれなかったら寂しいですよね。

ユーザの評価も集まりませんし、売上も上がりません。

アプリで売上を上げるためには、沢山のユーザに使ってもらえるようにならないといけません。

アプリの集客は、開発するのと同じぐらい重要です。

では、ユーザはどこからやってくるのか?

アプリを使ってくれるユーザは、殆ど次のところからやってきます。

どこから?
1日のユーザー流入数
難易度

GooglePlay ランキング
1000~100000

GooglePlay 検索
100~5000

Google検索(WEB)
1~500

SNSの口コミ
1~1000

テレビへの露出
1000~100000

広告出稿
100~50000

だいたいこんなところです。

GooglePlayのランキングに入るのはとても難しくテレビへの露出も運の要素が強くて現実的ではありません。

広告出稿も多くのアプリでは広告費の回収が難しく、個人開発者や小さな会社では難しいです。

ではどこに注力するのかというと、自然とGooglePlayの検索になってきます。

GooglePlayの検索最適化を行うことで、検索結果の上位に表示されやすくなります。

検索結果の上位に表示されると、多くのユーザがアプリをダウンロードしてくれるようになります。

※最近、「広告料を支払って頂けたらテレビで紹介します。」といったメールが開発者に届いているようですが、費用対効果は低くオススメできません。


GooglePlay検索最適化のメリット


  • 質の高いユーザが集まる(ユーザの目的がはっきりしており、長期利用ユーザになりやすい)

  • ビッグキーワードで検索上位になると継続的に新規ユーザが増える

  • お金がかからない(検索最適化のサービスを提供している会社もありますが、自分でやれば無料です。)


目的

この記事ではGooglePlayでの検索最適化の情報をまとめて、誰でも有効な施策ができるようになることを目的としています。

検索流入を増やすための施策は大きく分けて次の2つです。


  1. 検索からGooglePlayのアプリ画面に訪問してくれるユーザを増やす

  2. 訪問してくれたユーザがインストールしてくれる確率を高める


検索からGooglePlayのアプリ画面に訪問してくれるユーザを増やす


1.キーワードの選定

検索最適化をする上で、一番最初に決めることは「どのキーワードを選定するか?」です。

キーワードの選定は大切で、自分のアプリを使ってくれるユーザはどのキーワードでアプリを探すのかわかっていないと訪問者数を増やすことはできません。

アプリの特徴や機能から関連するキーワードをいくつか選定します。

例)「バッテリーの状態を計測するアプリ」 => バッテリー・電池・battery・節電・省エネなど


2.検索ボリュームの多いキーワードを調べる

現在、GooglePlayでの検索ボリュームを調べる方法はありませんが、Googleトレンドで擬似的に検索ボリュームを比較することができます。(1.)で選定したキーワードをここで比較します。

複数のキーワードの中でユーザが検索しそうなもの、かつボリュームの多そうなものを選びます。


3.一定の検索ボリュームがあるかどうか調べる

Google Playでは検索するときにキーワードがいくつかサジェストされます。



ここでサジェストされる場合、そのキーワードで検索しているユーザが一定数いるということになります。このキーワードでの検索結果で首位を取れれば、毎日一定数の新規ユーザが見込めます。逆にサジェストされないキーワードの場合は検索流入があまり見込めないので外します。

サジェストされたキーワードを狙うのも有効です。

「バッテリー」(a)と「バッテリー長持ち」(b)では、aの方が検索によるダウンロードは多いですが、bの方が検索の上位を狙いやすいです。aで上位に並べない場合は、まずbで上位に並ぶことを目指します。


4.検索ランキングを決定する要素

GooglePlayでの検索ロジックは非公開ですが、おおまかなロジックは次のようになると思います。

検索スコア = 掲載情報のキーワード含有率 + アプリスコア + デベロッパースコア

項目
構成要素
影響度

掲載情報のキーワード含有率
タイトル、簡単な説明、詳細な説明のキーワード含有率

アプリスコア
インストール数、アンインストール率、評価数、評価平均、+1、バグの少なさ、その他複数の要素

デベロッパースコア
リリースアプリの品質、開発者優良度(違反の少なさ)

この中で一番影響度が高いのが掲載情報のキーワード含有率で、開発者が自由に変更できる部分です。

ここの最適化が検索ランキングの上位表示にとても効果的です。

掲載情報の中の影響度は

タイトル >> 簡単な説明 > 詳細な説明

でタイトルの中のキーワードが最も影響します。

リリースしたての頃はアプリスコアが低いので、一つのキーワードに絞って上位表示されるのを狙います。

しばらく経って、レビューやダウンロード数でアプリスコアが高くなってきたら、他のキーワードでも上位表示されるように、タイトルなどの掲載情報を調整していくのがオススメです。


5.キーワード含有率とは?

GooglePlayの検索最適化をする上でキーワードの含有率を考慮するが大切です。

GooglePlayは検索の指標にキーワードの有無だけではなく、そのキーワードが文字列の中でどのくらいの割合を占めているかを見ています。

GooglePlayで「バッテリー」で検索した際の例を見てみます。

タイトル
DL数
評価数
評価平均

バッテリーHD - Battery
1000万~
45万
4.6

バッテリードクター(電池節約&充電管理&スマホ最適化)
1億~
720万
4.5

Battery Mix(バッテリーミックス)
100万~
1.2万
4.3

電池 - Battery
1000万~
100万
4.5

バッテリー長持ち・節電 Yahoo!スマホ最適化ツール
500万~
12万
4.3

キーワード含有率が考慮されていないなら、アプリスコアとしては「バッテリードクター」の方が上なので一番に表示されます。ですが、実際はアプリスコアの低い「バッテリーHD」の方が一番にきています。

自作のアプリでも、タイトルの中で特定キーワードの含有率を高めた所、検索の順位が上がりました。

以上のことから、GooglePlayがキーワードの含有率を考慮していることがわかります。


6.+1を集める

+1の数も検索のランキングに多少影響があります。

+1のボタンは、簡単にアプリに組み込むことができるのでオススメです。

こちらは以前に「アプリに+1ボタンを設置する」という記事を書いているので、そちらをご参照ください。


訪問してくれたユーザがインストールしてくれる確率を高める


1.現状を知る

2015年9月頃にデベロッパーコンソールのメニューに「ユーザー獲得」という機能が追加されました。

この機能はGooglePlayのアプリのページに何人のユーザが来て、そのうち何人のユーザがインストールしてくれたかを知ることが出来ます。



「訪問者数」から「インストールしたユーザ数」が少なすぎる場合は、ストアのページでユーザにアプリの魅力が伝わっていない可能性が高いので、掲載情報を改善していきましょう。


2.A/Bテスト

Google Playの掲載情報の項目に「A/Bテスト」があり、ここからA/Bテストを利用できます。

A/Bテストできる項目は次の6つです。

* 高解像度アイコン

* 宣伝用画像

* スクリーンショット

* プロモーション動画

* 簡単な説明

* 詳細な説明

両者に違いが余りない場合、テスト期間が長くなるため、テストする際は大きく内容を変更することをオススメします。


3.簡単な説明と詳細な説明


簡単な説明

アプリの詳細画面を開くとまず「簡単な説明」が表示されます。

文量が少なくユーザに見てもらいやすいので、選定したキーワードを含みつつ、ユーザの興味を惹けるような文章を書きます。


詳細な説明

「詳細な説明」は「簡単な説明」の下の「もっと読む」をタップした時に表示されます。

4000文字まで入力できるので、アプリの特徴や機能を書きます。

検索結果への影響も少しあるので、選定したキーワードはここで必ず一回は含めるようにします。

また、「詳細な説明」の文章はhtmlタグで装飾することができます。

Google Playストア上のHTMLタグについて


4.スクリーンショット

スクリーンショットはユーザが視覚的にどんなアプリか見ることができるので重要です。

単なるスクリーンショットだとアピール不足なので、アプリの主要な機能を示す画面のスクリーンショットにテキストを加えて、アプリの魅力が簡単に伝わるようにします。


5.良いレビューを集める

アプリにとって良いレビューを集めることも大切です。

検索結果のランキングに与える影響もありますが、ストアのアプリ画面に訪問したユーザはスクリーンショットや説明の他にも、他のユーザからのレビューを見てインストールするかどうかを判断します。

Google Playの仕様ではアプリのトップページの中段にユーザからのレビューが3つ並ぶようになっています。(TOP3レビュー)

アプリの平均評価とTOP3レビューでユーザのインストール率が変わってくるので、良いレビューを集めます。


ユーザにレビューを依頼する

ユーザにレビューの依頼をするのとしないのとでは、レビュー数が5倍以上も変わってきます。

レビュー依頼を嫌うユーザもいますが、多くの人は気にせず、依頼をきっかけにレビューを書いてくれるユーザが沢山います。

レビュー依頼を組み込んでいない方は、この機会に組み込みましょう。

その際に、良いレビューが集まり易くなる方法がいくつかあります。


  • ユーザの満足度が高い時にレビュー依頼をする

  • バグが発生したユーザにはレビュー依頼をしない

  • すぐにレビュー依頼をせず、長く使ってくれたユーザにレビュー依頼をする

実装する際は@hotchemiさんのAndroid-Rateがオススメです。


評価の低いレビューに返信する

ユーザのレビューはデベロッパーコンソールから返信することができます。

返信するとユーザのメールアドレスに通知がいくので、ユーザに確認してもらえる可能性が高いです。

ユーザとのやり取りで不満な点を解消すると★5の評価をしてくれることもよくあるので、評価の低いレビューには積極的に返信していきましょう。

gsutilツールを使えば、メッセージなしの★1レビューにも返信することができます。

TOP3レビューに悪い評価が並んだ場合、開発者からの返信の有無で訪問者が抱く印象も変わってくるので、可能な限り返信します。


6.無駄な権限を削除する

最近は悪質なアプリも増えてきて、ユーザも敏感になってきています。

アプリに沢山の権限が付いていると、ユーザがインストールを躊躇してしまいます。

将来的に必要でも現在使っていない権限は削除しましょう。

権限を着ける場合、その権限がなぜ必要なのかを、[詳細な説明]の項目に書いておくとユーザが安心できます。

Unityなどを使ってアプリを作っている方は、知らないうちに沢山の権限が付いていることがあるので、リリースする前に本当に必要な権限なのか確認しましょう。


やるべきでないこと


1.アプリのタイトルにキーワードを盛り込む

アプリのタイトルはできるだけ短くシンプルにするように、Google Playのポリシーに書かれています。

そのほうがキーワードの含有率も上がるので検索順位にも良い影響がでます。

キーワードを沢山いれると、含有率も下がりますし、関係のないキーワードを入れているとGoogleにスパムとみなされるのでやめましょう。


2.レビュー依頼の時にユーザに報酬を与える/レビュー内容を誘導する

レビューに報酬を与えるとユーザは良い評価を書いてくれますが、GooglePlayの掲載順位の操作に繋がるためポリシー違反になります。

またレビュー内容を誘導する(同じ文言を含める。ゲームコードなどを含める。)のもポリシー違反です。

消されていないアプリもありますが、消されているアプリもあります。(Googleの匙加減です)


まとめ

この記事を読んでくれた方のアプリのDL数が増えれば嬉しいです。

検索最適化は費用対効果が高いので、ぜひみなさんお試しください。