ROSとは
ROSとは Robot Operating System の略で、ロボット開発のための様々なソフトウェアの集合のこと。
基本的にオープンソースで開発されている。
また、コアなソフトウェアはBSDライセンスを採用しているものが多い。
結局ROSって何?
ROSは OS と付いているが、いわゆるLinuxやWindowsといったOSではない。
基本的には、以下の総称と考えれば良い。
1. プロセス間通信のための通信ライブラリ
2. プログラムをコンパイルするためのビルドシステム
ROSの歴史
ROSはもともと、Stanford大学のAI Lab(STAIR)にて開発が行われていた。
それを2008年にWillowGarageが当時の主要な開発者であったEric Bergerを引き抜き、開発を引き継いだ。
現在ではROSの開発はOSRF(OpenSource Robotics Foundation)によって行われている。
最新版であるhydroでは、リリース時に700を超えるパッケージが提供されており、ROSはロボット業界において大きな影響力を持つようになった。
特に欧米の研究者コミュニティでは人気が高い。
ROSのバージョンについて
ROSのバージョンに関しては名前が付いている.
現在の最新はhydroである。
これは、アルファベット順に亀の名前が採用されている。
Box Turtle, C Turtle, Diamondback, Electric Emys, Fuertet, Groovy Galapagos, Hydro Medusa
何故亀なのか、というと「世界は亀の上にできている」という言い伝えが有り、ROSもそのような基板になれるようにとの願いが込められていると聞いたことがあるが、事実かどうかは未確認である