Google Classroom でクラスに共有されているクラスフォルダと、Google Driveで共有するフォルダは、別物みたいなのでまとめてみました。
#Google Drive
共有したい相手それぞれに、「閲覧者」「閲覧者(コメント可)」「編集者」の権限を設定して、共有することができます。
とても共有構造がわかりやすい、構造になっています。
共有ドライブでは、
・共有ドライブごとでの共有
・各ファイルの共有
での共有はできても、
・共有ドライブ内のフォルダの共有
はできません。(2020年8月現在)
#Google Classroom
Google Classroomのクラスを作成・参加した段階で、Google Driveに「Classroom」のフォルダが追加され、その中にクラスごとのフォルダが作成されます。
ただし、この「クラスフォルダ」というのは、上記の共有フォルダのように全員が同じ中身ではなく、先生・各生徒が別々のものになっています。
→そのため、クラスフォルダに共有したはずなのに共有されていない!といった現象が起きてしまうことがあります。
- 先生のフォルダは、複数の先生がいる場合、同じフォルダが共有されます
- 生徒のフォルダは、生徒ごとに異なるフォルダが作成されます。
##先生がClassroomで、課題(生徒が閲覧可/編集可)を作成した場合
課題を設定した時点で、講師のクラスフォルダに
- 課題名 のファイルが作成されます
このファイルの権限は、以下のように設定されます。
課題の設定 | 講師 | 生徒 |
---|---|---|
生徒が閲覧可 | 編集可 | 閲覧可 |
生徒が編集可 | 編集可 | 編集可 |
また、生徒のフォルダには追加されません。
Google Driveは、以下のフォルダ構造になります。
講師 の Google Drive
- マイドライブ
|- Classroom
|- 講義名
|- 課題X
生徒 の Google Drive は、変化なし
##先生がClassroomで、課題(各生徒にコピーを作成)を作成した場合
課題を設定した時点で、講師のクラスフォルダに
- Templates - DO NOT EDIT の中に、設定した課題のテンプレートが追加される
- 課題名 のフォルダが作成され、生徒ごとに 生徒名-課題名 のファイルが追加される(それぞれの生徒に共有されている)
また、生徒のクラスフォルダに生徒ごとの
- 生徒名-課題名 のファイルが追加される(講師に共有されている)
Google Driveは、以下のフォルダ構造になります。
講師 の Google Drive
- マイドライブ
|- Classroom
|- 講義名
|- Templates - DO NOT EDIT
|- 課題X (コピー元)
|- 課題名
|- 生徒1-課題X ★
|- 生徒2-課題X
生徒1 の Google Drive
- マイドライブ
|- Classroom
|- 講義名
|- 生徒1-課題X ★
★ のファイルが、同一のものとして共有されています
##GoogleDriveでクラスフォルダに、ファイルを作成した場合
なんと、GoogleDriveでクラスフォルダにフォルダやファイルを作成しても、自動で共有はされません!!
クラスフォルダって名前なので、このフォルダの中にあるものは、みんなに共有されていると思っていました。
ただし、講師のクラスフォルダに作成したものは、講師同士で自動で共有されます。
#さいごに
Google Classroomのクラスフォルダ構造はわかりにくいですが、Google Driveの情報で権限を見れば誰が編集可・閲覧可の設定がされているかを確認することができます。
クラスの中で、フォルダやファイルを自由に作成・共有するスペースを作るには、別にフォルダを作成して個別に共有したり、URLを共有するしかなさそうですかね。。。