シナリオが増えすぎる
シナリオテストを作成していると、いつの間にか本数が増えすぎていることがあります。
網羅しようとするほど安心感はありますが、実施や管理のコストが非現実的になり、結果的に品質が下がるケースも少なくありません。
増えてしまう理由
よくある原因は以下のとおり。
- イレギュラーケースをすべてシナリオとして切り出してしまう
- 「一応確認しておきたい」を積み重ねる
- 観点ごとにシナリオを分離してしまう
この状態になると、シナリオは増え続け、どこまでやれば十分かの判断も曖昧になります。
切り分けの考え方
ここで重要になるのが、シナリオでやるべきことと、確認項目で済ませることの切り分けです。
例えば、「スキップ可能な処理」があった場合、
「スキップ」自体を1本のシナリオとして扱うこともできますが、
後続の処理が正しく制御されるかを確認項目として挙げることで、シナリオを増やさずとも担保が可能となります。
また、シナリオテストの役割を「網羅」でなく「フローの検証」に寄せることも有効です。
削ることを意識する
王道となる1本の流れをベースにしつつ、イレギュラーやリトライなどの観点は部分的に混ぜることで、本数を抑えながらも必要な確認ができます。
ロールやマスタのライフサイクルなどの個別に見たい観点については、シナリオに組み込むのではなく、強化テストとして切り出すのも一つの方法です。
シナリオは増やそうと思えばいくらでも増やせますが、実際に回せる量には限界があります。
「削る」ことを意識し、確認の粒度を適切に分けることが、現実的なテスト設計につながります。