はじめに
本記事は株式会社クラベスのAdvent Calender 2025の記事として作成します!
クラベスにはエンジニアリングに長けているであったり技術的な観点で知識をアウトプットできるメンバーがたくさんいるので、私からは少し毛色の違う話が出来たらいいなと思ってこの記事を書くことにしました。
クラベス自体は組織として風通しがよくとても心理的安全性が高い組織と自信を持って言えますが、私個人では発言やコメントをする際にストレスがかかったり、何か言われるんじゃと漠然とした不安を持っていたりした時期がありました。
その時期に、組織はいいはずなのに、、、自分に何か原因があるのか?と思った結果、発言者側でも心理的安全性を高める方法がある事に気づいたので、この機会にそれをアウトプットさせていただきます!
心理的安全性とは
知っている方が多数の言葉だとは思いますが、この記事で触れるものなので一応。。。
「心理的安全性(psychological safety)」とは、組織のなかで自分の考えや気持ちを、誰に対しても安心して発言できる状態を表す度合いのことです。組織行動学の専門家として知られるエイミー・C・エドモンドソンが1999年に提唱した心理学用語で、「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義されています。
引用:https://www.recruit-ms.co.jp/glossary/dtl/0000000230/
簡単に言うなら"思ったことを言いやすい度"として良さそうです。
わざわざ言わなくても意味が汲み取れる良い言葉だと思います。
心理的安全性が低いとどうなるのか、高いと何が嬉しいのか、組織としてどうやって高めていくかとかは割愛します。
丁寧に深掘っている記事がいっぱいあるのでぜひそちらを参考にしてください!
なぜ心理的安全性の低下が発生するのか
心理的安全性が低い状態にある人は
- 発言を否定されるかもしれない
- 発言して調子に乗ってると思われないかな
- 間違った事を言ってしまったらどうしよう
といった懸念を抱えています。なぜこうなるかと言えば、このような心理的安全性を低下させる発言を直接あるいは間接的に経験していて、それを再び経験する事を恐れているからだと思います。
日本は和を大事にする文化を持っているので、協調性は高い反面、出る杭は打たれがちです。結果、多くの人は社会人になる頃には打たれる事を恐れてすでに心理的安全性が低い状態になりがちです。
個人単位でみればそもそもスタートラインの時点で心理的安全性が低く、組織がどうこうの問題ではないというのが私の考えです。だからこそ発言者個人でできることがあり、心理的安全性の向上につなげられるということです。
発言者個人としてどうすれば良いか
前置き長くなっちゃいましたが、結論から言うと "ちゃんと考える" が対策です。
これだと少し乱暴すぎますね、もうちょっと書かせてください。
以下受け手・発言者と記していきますが、受け手=リーダーやレビュワー、発言者=メンバーやレビュイーと置き換えていただいた方が読みやすいかもしれません。心理的安全性が低い=立場や歴が低いことの方が圧倒的に多いと思いますので、私もその目線で書いていきます。
受け手として
まず発言者ではなく、発言の受け手の目線で考えます。
発言に対して、発言者を心理的安全性が低い状態にする事を言っちゃう人がどのような人かを考えると
「発言者に対するリスペクトがない人」
とするのが私の中でとてもしっくりきます。
尊敬する人に対して「その案は意味がわからない」「なんでそんな考え方になるの」と否定してみたり、「あの人会議中発言多くて調子乗ってるよね」とか陰で言ってみたり、、、なんて事しないですよね
と言うことは、発言者に対するリスペクトを持てさえすれば、そう言った発言は消えていくはずです。勝手に心理的安全性は上がっていくのではないでしょうか。
発言者として
次に発言者個人として考えていきます。今回触れるのは、成果物や発言内容に対するリアクションへの対策という前提でお話しさせてください。
(人間性とか個人を攻撃するようなリアクションをされるケースでも心理的安全性は低下しますが、そんなのは論外で、対策の立てようもないしする必要もないです)
心理的安全性が低い状態では、自分の成果物や発言への指摘やお叱り、否定を恐れて、アクションを起こせない状態になります。これらの対策はシンプルで、指摘やお叱りを受けたりしないような成果物作成や発言をすることです。
...難しいですね。言われないようにするのは結構難しい事が多いんじゃないかなと思います。
ここで頑張る事が、 "ちゃんと考える" です。
心理的安全性が低い(人間性攻撃による影響とかを除いた)時、「こういう事言われそうだな、、、こんな指摘受けそうだな、、、」という考えが頭をよぎりまくってアクションを停滞させます。
良くない状態ではありますが、ポジティブに考えれば、実はこの状態は自分でどの範囲のどの分野で自信がないのかわかっている状態です。何にもわからないという状態さえ、取っ掛かりになる部分から掴めていないというヒントになります。
この不安1つ1つを丁寧に考えて潰していけば、自然と不安は消えていきます。自信のある箇所しか残らないからです。
不安の潰し方は色々あって、自分で調査検討したり、人に聞いたり、あるいはこの部分はわかりませんでしたと言ってしまうのも手かもしれません。それらをひっくるめて"ちゃんと考える"んです。
もうこれで何か言われるなら無理!って開き直れるくらいちゃんと考えて整理すれば、そこから生み出される1発言については心理的安全性がかなり高い状態になっているはずです。このように準備した発言は受け手の印象をとても良くするし、たくさん考えることで思考能力を鍛えられ、更なる"ちゃんと考える"力になります。
会議の時間制限やタイミングの問題もあるのでリアルタイムの会話では難しい場面あると思いますが、テキストコミュニケーションやタスクへ取り組むための質問や成果物へのレビュー依頼などでは頑張れる部分だと思うので、まずはそこから頑張って"ちゃんと考える"速さとクオリティを鍛えるのです。
改めて受け手として、発言者として
改めて受け手の視点に立ちます。このように自分の能力精一杯で頑張っている人に対してどのような印象を抱きますか?成果はどうあれ評価に値しませんか?
考えて仕事をしている人に対しては、少なからずリスペクトの感情が芽生えるはずです。
リスペクトがあれば、頑張った部分は評価し、足りないところを正しく指摘できるはずです。
発言者の視点ではどうでしょうか。
指摘されたとしても不安だった部分や取りこぼしへの指摘であり、自分が考えて頑張った部分は評価される環境です。指摘に対して次頑張ろう、もっと考えていこうって思えるのではないでしょうか。
この時点で、発言・アクションがネガティブなものではなく、次の発言・アクションに対する前向きな心構えとなっていて、心理的安全性が向上していると言えると思います。これは紛れもなく発言者自信が生んだ効果です。
発言者が"ちゃんと考える"ことで発言者自身の心理的安全性が上がり、それ受けて受け手が高い心理的安全性を作りやすくなり、結果発言者自身の心理的安全性が更に向上するのです。
最後に
この記事は、心理的安全性を、個人の力で高めていける例があるのではないかという私の考えに沿ったものであり、組織の心理的安全性が低いのは個人が頑張ってないからだ!といった考えに使われる事を目的としてはいません。
心理的安全性が低いのを他責思考にするのではなく、自責で変えていける環境にいるかも?という気づきを得た方のターニングポイントになったらとても嬉しいです。後半はかなり私の考えを押し付けた内容になってしまいましたが、自分の考え方をアウトプットするのはとても楽しかったです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!