NSObjectにRuby, Underscoreライクなtapのextension実装 #Swift

こちらの記事

Viewの初期化を末尾closureで与えて見やすくするためのextension
http://qiita.com/gamako/items/c83d4eeacda6c11a77ef

で教えてもらったライブラリDollar( https://github.com/ankurp/Dollar )の $.tap(function)というメソッド。

オブジェクトを引数にとれるfunctionを与えると、functionを実行して、そのオブジェクトを返してくれます。
初期化スコープの他にも、メソッドチェインに処理を挟みたいときに強力そうです。

元はunderscore.jsやLo-Dash由来だそうですが、どうやらさらに祖先はRubyのようです。
（さらにオリジナルがいるのかはわからず、、、）

Dollarライブラリは、すべて$クラスのクラスメソッドとして実装するポリシーの
ようなのですが、extensionで実装されたほうが便利そうなので、実装を考えてみました。

extensionはこちら

protocol Tappable : class {
}

extension Tappable where Self : NSObject {

    func tap(@noescape function: (Self) -> ()) -> Self {
        function(self)
        return self
    }
}

extension NSObject : Tappable {}
extension UIView : Tappable {}

使い方

UIViewの初期化時に使えます

let textLabel = UILabel().tap {
    $0.text = "タイトル"
}

ただし、NSObject系にしか使えませんので、他のクラスに使用したい場合はextension NSObject : Tappable {}を書いてもらう必要があります。

また、iOSターゲットだと、viewのtapメソッドというのは紛らわしいネーミングではあります。