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AWSのElastic IPをEC2に関連付けてみた

Last updated at Posted at 2025-02-11

はじめに

AWSのElastic IPをEC2に関連付けしてみて気づいたこと。注意点を本記事にまとめます。

前提条件

EC2 2台構築済み

参考記事
コンソール上の操作
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AWSEC2/latest/UserGuide/working-with-eips.html
https://qiita.com/Jerid/items/d5dd3a29ed9a0e374493
CLI
https://qiita.com/cmdbean/items/27e46431785f3cff3bee

手順 コンソール

1.Elastic IPが既に存在する環境の場合は、スクリーンショットを取得する

作業前に誤って別のEC2インスタンスとElastic IPを関連付けてしまうリスクを防ぐためです。
※スクリーンショットを証跡として残すことで、作業前の状態を正確に記録することが出来ます。

2. Elastic IPを作成する手順

サービス >> EC2 >> 左ペインのElastic IPをクリックする
「Elastic IPアドレスを割り振る」をクリックする。

image.png

今回は、ネットワークボーダーグループとして 東京リージョン(ap-northeast-1)を選択します。
Elastic IPアドレスを作成した後に用途が分からなくならないよう、Nameタグを付与することをお勧めします。
タグを活用することで、Elastic IPアドレスの管理がしやすくなり、誤った使用を防ぐことができます。
image.png

Elastic IPを作成されました

image.png

3. EC2に関連付けます

対象のElastic IPアドレスにチェックを入れてアクションから「Elastic IPアドレスを関連付けする」を選択する。
注意点:
アクション選択時に手が当たって誤って 「Elastic IPアドレスを解放」 を選択してしまっても、最終確認画面が表示されるため、その画面で「解放」を選択しなければ影響はありません。

image.png

この画面では最終確認画面となるため画像のスクリーンショットを取得することをお勧めします。
①対象のEC2を選択する。
②①で選択したEC2のプライベートIPアドレスを選択する。

image.png

※EC2インスタンスには、 1つのプライマリプライベートIPアドレスだけでなく、 複数のセカンダリプライベートIPを割り当てることが可能です。そのため、ひとつnプライベートIPアドレスを指定しております。

すでに Elastic IPアドレスを関連付けているEC2インスタンスに誤って新しいElastic IPアドレスを関連付けると、即座に現行のElastic IPアドレスが解除され、新しいElastic IPアドレスが関連付けられてしまいます。
そのため、コンソールは誤った選択をする可能性があるため、CLIの方が安全のケースもあります。

再関連付けとは
image.png

EIP-1を作成時に再関連付けをチェックなしの場合
EC2-A に EIP-1 が関連付けられている状態で、EIP-1を EC2-B に関連付ける場合はエラーが出ます。

EIP-1を作成時に再関連付けをチェックありの場合
EIP-1 はEC2-Aから解除され、EC2-Bに移動されます。

※本番環境の場合は再関連付けにチェック外すことをお勧めします。

手順 CLI

cloudshellにてログインして
以下のコマンドを実行して、Elastic IPをEC2に関連付けてみました

aws ec2 associate-address --allocation-id {allocation-id ※割り当て ID} --instance {instance-id}
例) aws ec2 associate-address --allocation-id eipalloc-0d8xxxxxxxxxx --instance i-07xxxxxxxxxx
成功したら関連付け IDが表示されます
{
    "AssociationId": "eipassoc-xxxxxxxxxx"
}

TEST1のEC2にElastic IPが割り振られました。
image.png

Elasitc IPの関連付けを外しました。

aws ec2 disassociate-address --association-id {association-id※関連付け ID}

例) aws ec2 disassociate-address --association-id eipassoc-xxxxxxxxxx
正常終了時に結果は何も表示されません。エラーの場合はエラー文が出る可能性があります。

普段、割り当てID や 関連付けID を意識することは少ないため、CLIで操作する際は IDの取り違えに十分注意が必要です。

まとめ

Elastic IPをEC2に関連付ける操作は慎重な操作が必要になります。
この記事に注意点を記載しました。参考にしていただければ幸いです。

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