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"幸せ"の多い生涯を送って来ました。[COTOHA APIを使って「人間失格」を"幸せ"に]

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はじめに

この間太宰治著の「人間失格」を読みました.
読んだことある人はわかると思いますが,
ほとんどジメジメした雰囲気で読んでいてかなり暗い気持ちになりました.

じゃあ,
幸せな文章に書き換えてみましょう.

使ったもの

COTOHA API
  感情分析機能を使用して,文内の感情判断を行ったキーワード(感情キーワード)と感情キーワードが表す感情を取得します.
word2vec
  感情キーワードに別の単語を足したり引いたりして,その意味にあった単語を取得します.

使用する文章

幸せになってもらう文をいくつかピックしました.

「恥の多い生涯を送って来ました。」

「つまり、わからないのです。
隣人の苦しみの性質、程度が、まるで見当つかないのです。」

「女のひとは、死にました。
そうして、自分だけ助かりました。」

「神に問う。
信頼は罪なりや。」

「人間、失格。
もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」

1. "幸せ"を足してみた

方法

  1. COTOHA APIを使ってそれぞれの文から1行ずつ感情キーワードを取得します.
  2. 感情キーワードにword2vecを使って"幸せ"を足した単語を取得します.
  3. 取得した単語を感情キーワードと置き換えます.

例:
1. 「人生の春を謳歌しています」から感情キーワード「謳歌」取得します.
2. 「謳歌」に「不幸」を足すと,「苦難」「不幸せ」「破滅」などが取得できます.
3. 「謳歌」を「苦難」と置き換えます.
そうして
「人生の春を謳歌しています」

「人生の春を"苦難"しています」
になります.

結果

「"喜び"の多い生涯を送って来ました。」

「つまり、"わかる"のです。
隣人の"苦しむ"の性質、程度が、まるで見当つかないのです。」

「女のひとは、死にました。
そうして、自分だけ"助かり"。」

「神に問う。
"幸福"は罪なりや。」

「人間、"不正スタート"。
もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」

いい感じに幸せそうになりました.
でも所々「神に問う。"幸福"は罪なりや。」のように幸福を強調するだけになっています.

では,感情キーワードをもう少し強めに単語を出してみましょう

2. 原文を強調しつつ"幸せ"を足してみた

方法

  1. COTOHA APIを使ってそれぞれの文から1行ずつ感情キーワードを取得します.
  2. 感情キーワードにword2vecを使って"幸せ"を足した単語を取得します.
  3. 取得した単語に感情キーワードを足し他単語を取得します.
  4. 取得した単語を感情キーワードと置き換えます.

例:
1. 「人生の春を謳歌しています」から感情キーワード「謳歌」取得します.
2. 「謳歌」に「不幸」を足すと,「苦難」「不幸せ」「破滅」などが取得できます.
3. 「苦難」に「謳歌」を足すと,「苦悩」「繁栄」「苦しみ」などが取得できます
4. 「謳歌」を「苦悩」と置き換えます.
そうして
「人生の春を謳歌しています」

「人生の春を"苦悩"しています」
になります.

結果

「"悲しみ"の多い生涯を送って来ました。」

「つまり、"判る"のです。
隣人の"苦しん"の性質、程度が、まるで見当つかないのです。」

「女のひとは、死にました。
そうして、自分だけ"助かっ"。」

「神に問う。
"幸せ"は罪なりや。」

「人間、"スタート事故"。
もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」

所々文章としておかしい箇所ができてしまうのは今回は無視します.

原文のジメジメした部分が強く出過ぎてしまいました.
原文をそのまま足したのではこのようにジメジメしてしまうのであれば,
感情キーワードの表している感情を引いてみましょう.

3. 感情を引いて"幸せ"を足してみた

方法

  1. COTOHA APIを使ってそれぞれの文から1行ずつ感情キーワードを取得します.
  2. 感情キーワードにword2vecを使って"幸せ"を足し,感情を引いた単語を取得します.
  3. 取得した単語を感情キーワードと置き換えます.

例:
1. 「人生の春を謳歌しています」から感情キーワード「謳歌」取得します.
2. 「謳歌」に「不幸」を足し,感情「喜ぶ」を引くと,「破滅」「多難」「苦難」などが取得できます.
3. 「謳歌」を「破滅」と置き換えます.
そうして
「人生の春を謳歌しています」

「人生の春を"破滅"しています」
になります.

結果

「"幸せ"の多い生涯を送って来ました。」

「つまり、"判る"のです。
隣人の"苦しむ"の性質、程度が、まるで見当つかないのです。」

「女のひとは、死にました。
そうして、自分だけ"幸せ"。」

「神に問う。
"誠実"は罪なりや。」

「人間、"勝者"。
もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。」

とても幸せそうになりました!
あの有名はフレーズの
「恥の多い生涯を送って来ました。」

「"幸せ"の多い生涯を送って来ました。」
と順風満帆で幸せな人生を送って北ことがわかります.

もう一つの有名なフレーズの
人間、失格。

人間、"勝者"。
になっています.
人間関係良好で,ちゃんと仕事して,お酒に溺れないような人生だったのでしょうね.

結論

それなりに"幸せ"になれた.

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