今回はDockerのコマンドをいくつか紹介したいと思います。
主に現場で使用する機会の多いコマンドなので、紹介というよりはメモに近い備忘録となります。
(今回紹介する以外のコマンドも後ほど紹介するかもしれないので、タイトルを「その1」としています)
#login
Docker hubやArtifactory等のDockerリポジトリへログインする為のコマンドです。
-uと-pオプションでコマンドに認証情報を追加する事ができます。このオプションを抜いた場合、対象リポジトリで匿名認証を許可している場合を除き、コマンド実行後に認証情報を求められます。
docker login -u <ユーザー名> -p <パスワード> <リポジトリ名>.<FQDN>
#search
Dockerのリポジトリからイメージを検索します。
docker search <検索イメージ名>
#pull
リポジトリにあるイメージを取得するコマンドです。
タグは省略することも可能で、省略しますとlatest(最新)を取得します。
docker pull <イメージ名>:<タグ>
#images
現在ローカル環境上に存在しているDockerのイメージを一覧表示します。
docker images
#tag
所有しているイメージにタグを付けるコマンドです。
ここではタグ名だけではなく、イメージのリポジトリも変更できます。
docker tag <イメージ名>:<変更前タグ名> <イメージ名>:<変更後タグ名>
※リポジトリを変更する場合
docker tag <変更前リポジトリ名>.<イメージ名>:<変更前タグ名> <変更後リポジトリ名>.<イメージ名>:<変更後タグ名>
#push
ローカル上の特定のイメージをリモート(外部)のリポジトリへ格納します。
docker push <リポジトリ名>.<イメージ名>:<タグ名>
#rmi
ローカル環境上の特定のイメージを削除します。
ちなみにrmi
ではなくrm
にするとコンテナ単位での削除となります。
削除時にエラーが返ってきて削除ができない場合、-f
オプションで強制削除出来ます。
docker rmi <イメージ名/イメージID>
#logout
ログインしていたリポジトリからログアウトします。
docker logout <リポジトリ名>.<FQDN>