前回からの続きです。だいぶ期間が空いてしまい申し訳ございません。
15年目のエンジニアが初めての転職で年収130万アップした話(転職エージェント編)
https://qiita.com/fuyume/items/87895126df86e66bf17f
この記事を書こうと思ったキッカケは、IT業界においてブラックな話を聞いたり実際に見たこともあったりしたので、そこから一人でも多く抜け出して欲しいと思ったからです。
応募数と通過率
某転職エージェント内で応募数と通過率の平均は以下のようです。
・書類選考 応募数35~65件、通過率8~19%
・一次面接 応募数9~14件、通過率21~29%
・最終面接 応募数3~5件、通過率31~50%
上記のエージェントの場合、数撃ちゃ当たるみたいな方針なのであくまで目安です。
最終的には2~3社の内定を勝ち取り、比較した上で最終的に1社を承諾する形に持っていくのが理想です。
私の場合は、以下の結果となりました。
選考 | 応募数 | NG | OK | 通過率 |
---|---|---|---|---|
書類 | 90 | 45 | 45 | 50% |
一次 | 15 | 9 | 6 | 40% |
最終 | 3 | 1 | 2 | 66% |
1ヶ月目は、履歴書&職務経歴書の作成、面接対策、企業の絞り込みと応募。
2ヶ月目は、面接。(平日に1日1回以上と高頻度)。上記の表にカジュアル面接はカウントしてないので実際の面接数は倍近くやりました。
上記を働きながらやっていたのでかなり高負荷な転職活動でした。
私の場合、ギークリーとレバテックキャリア、更に転職ドラフトを同時並行でやっていたので面接スケジュール管理も非常に苦労しました。
※今すぐに転職したいという思いが強かった為に多忙な転職活動でしたが、オススメはしません。
一般的には半年くらいかけて、1週間に1回くらいの頻度で平日の業後に面接をして休日に企業調査&面接対策&反省をやっていき、転職エージェントも1つに絞るか余裕があれば転職ドラフトで指名された企業も並行でやっていくのがオススメです。
書類選考と適正試験
書類選考に応募すると企業によっては面接前にWeb試験やアンケートがあります。
内容は算数、論理力、規則性など様々でプログラミングテストや性格診断のようなアンケート形式も。
書類選考の通過率が低い場合は履歴書&職務経歴書を改善しましょう。
カジュアル面接
定義は以下ですが、実際の内容は企業によってバラバラです。
カジュアル面接とは、通常のフォーマルな雰囲気ではなく、よりリラックスした雰囲気で行われる面接のことです。参加者同士がより自然な会話を楽しむことができ、候補者の性格や人柄をより良く把握することができます。この形式の面接では、通常のフォーマルな面接での質問に加えて、非公式なトピックや候補者の趣味や興味に関する質問も行われることがあります。
企業としても一次選考前に認識のズレがないか確かめておきたいのです。注意点として本来、カジュアル面接は選考を行わず後日に一次選考を行うという流れですが、稀にカジュアル面接後に合否を伝えて内容が悪ければ一次選考をやらない企業もあったりします。質問できる時間は結構多く設けていることが多いので事前に考えておきましょう。
一次選考
最初の難関というかここさえ通過できれば、あとは内定まですんなり通過できることが多いです。
人事だけの1on1だったり、役職持ちの社員が複数いたりと何も知らされないままぶっつけ本番なことが多いです。私の経験上は最大6人いたりしました。序盤は失敗することが多いと思いますがトライ&エラーで改善していけばいいかと思います。
最終選考
基本は役員や取締役、社長と面談します。一次選考を切り抜けてきたのなら大丈夫なはずです。
最後に給与はいくらを希望しているか聞かれたりします。別のケースもあり、内定後のオファー面談で聞かれたり、転職エージェント経由で聞かれたりと企業によって様々です。
私の場合は転職ドラフトで指名された金額なども考慮して現職年収のプラス100万とかなり強気に出ました。
一般的には現職年収のプラス50万程度が目安のようです。
また、他に最終選考まで進んでいる企業はあるか、その企業には給与はいくらを希望しているか聞かれたりします。正直に答えましょう。
察しの通り、この段階から企業が選考者を選ぶ立場から選考者が企業を選ぶ立場への分岐点です。
内定と承諾
大きな流れは、最終選考、内定通知、希望年収を伝えるなどするオファー面談、年収や待遇が記載された内定通知書の内容を説明された上で受取、内定承諾です。オファー面談は無い場合もあり、転職エージェント経由でヒアリングがあったりもします。
注意点は内定を貰った後(厳密には内定通知書を受け取った後)から、内定を承諾するか辞退するかの回答するまでの期間は平均1週間以内とかなり短いです。
よって、もし内定が複数もらえそうなら複数企業の最終選考日は近い日でスケジュール調整した方がいいです。そうしないと内定書の給与や待遇面を比較してどちらを内定承諾するか選ぶことができないからです。
また、企業は内定すると決めたはいいが内定通知書を渡すまでに給与はいくらに設定するか、他に最終選考まで進んでいる企業がある場合はそれよりも高い給与にしなければ内定承諾してもらえないなと悩み始めます。そういった場合の調整は転職エージェントがいると仲介してくれてたりするので、それが個人で企業に応募する場合の大きな違いとなります。
私の場合、内定した2社に現職年収プラス100万が希望年収であることを転職エージェント経由で伝え、結果的には内定承諾に至った現職からプラス130万で内定通知書を受け取りました。
雑感
如何でしたでしょうか。私は7月に入社して試用期間も終わり本格的に業務を任され多忙な日々を送り、今回の記事を書くのがだいぶ遅くなってしまいましたが、転職を決意して良かったなと改めて感じます。
もし、こういったことも教えて欲しいとか相談したいことなどあればコメントをお願いします。
願わくば、皆さんが良い転職に巡り合うことができれば幸いです。