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Herokuを使いこなすのに必要な術

Last updated at Posted at 2018-12-04

herokuとは、簡単に言うと クラウド上のサーバの一種 です。

Webサイトを立ち上げようと思うと、自身でサーバをたてて設定しないといけませんが、
herokuを利用すると、簡単にサーバをたてられて、Webサイトを作れます。

厳密には、PaaS(Platform as a Service: アプリケーションを実行するためのプラットフォームをインターネットを介して提供するサービス)の一種です。
サーバやOS、データベースなどのプラットフォームを、インターネットを介して利用することができます。

herokuの一番良いところは、ほぼ 無料 で使える点です。
プライベートで利用する分には無料プランで十分済むので、
自分はプライベートでよく使っています。

この記事ではherokuを使いこなす術をいくつか紹介します。

開発環境

  • OS: MacOS v10.13
  • Terminal: iTerms
  • Shell: zsh

クラウド環境(herokuマイページ)と、
ローカル環境(Terminal)の操作がメインとなります。

始める前に

Herokuに新規登録・ログインする必要があります。
https://signup.heroku.com/

クレジットカード情報の登録が必須みたいですが、
プランを切り替えない限り無料で問題なく利用できます。

アクセス数が多くなるものを作りたい場合は、有料プランの方が良いかもです。
詳しくはこちら

ログイン

ローカル環境で、herokuにログインします。

$ heroku login

メールアドレスとパスワードを聞かれるので、入力してログイン完了。

アプリケーションの作成

ローカル環境でheroku上にアプリケーションを作成します。
作成したアプリケーションはダッシュボード一覧に載ります。

$ heroku create

上記コマンドでも作成可能ですが、アプリケーション名がランダムになります。
アプリケーション名を指定したい場合は、名前を指定しましょう。

$ heroku create アプリケーション名

デプロイ

ローカルで作成したコードをheroku上にデプロイします。
htmlファイルをデプロイすれば、
https://アプリケーション名.herokuapp.com/ 上でページが開けるようになります。

$ git push heroku master

git管理しているコードをデプロイする場合

上記のデプロイでも問題ないですが、
herokuアプリケーションと、対象のgitリポジトリを紐付けてあげれば、
git pushするだけで、自動的にデプロイするように設定できます。

herokuアプリのDeployタブで、上記のように
gitリポジトリ紐付け・Automatic deploysを設定すれば実現できます。

herokuにアップしたアプリをブラウザで開く

herokuサイト上の Open App ボダンでも開けますが、
ローカルからだと下記コマンドで開けます。

$ heroku open
$ heroku open -a アプリケーション名 #App指定する場合

環境変数の確認・追加

いわゆるconfigです。herokuアプリのSettingタブのConfig Vars
からも確認できますが、ローカルに出力することもできます。

$ heroku config

追加も同様、herokuアプリのSettingタブのConfig Varsからもできます。
ローカルからのコマンドで行う場合は下記です。

$ heroku config:set NAME='xxxxxxxxxx'

ツールを追加・確認

herokuサーバだけではシステム構築の幅が広くはないです。
DBなどのツールを利用したいときは、 addon することができます。
例えばClearDBをaddonしたい場合は下記です。

$ heroku addons:create cleardb:ignite

追加したaddonは下記コマンドで一覧を確認できます。
また、herokuアプリのOverviewタブでも確認できます。

$ heroku addons

ログを確認

デプロイ時のログをターミナル上に表示できます。

$ heroku logs

リアルタイムで見ることもできます。 --tail-t も同じです。

$ heroku logs -t
$ heroku logs --tail

ステータスの確認

今Sleepモードなのかどうかなど、サーバ状態などの確認をすることができます。

$ heroku ps

ドメインの確認

今どのドメインが振られているかの確認です。

$ heroku domains

アプリケーション一覧を確認

ダッシュボード一覧で確認できます。
また、ローカルから下記コマンドで確認できます。(どちらでも可)

$ heroku apps
$ heroku list

herokuアプリケーションが2つ以上ある場合

基本的に $ heroku create コマンドを実行したPC且つ階層であれば、
対象のherokuアプリケーションが設定されています。

ただ別PCなどから、既存のherokuアプリケーションを利用したい場合、
対象のherokuアプリケーションが設定されていません。
その際は、指定することができます。config確認の場合は下記。

$ heroku config --app アプリケーション名

ただ、どのコマンドにも --app アプリケーション名 を付けないといけないので、
面倒なやり方ではあります。

herokuにコマンドを実行

heroku上のデータベースを設定したいときの場合など、
herokuにコマンドを実行してあげる必要があります。

$ heroku run コマンド

でローカルから実行できます。
またこれは、herokuアプリ上でも Run Console があり、そこに直接

$ コマンド

しても同様にコマンド実行ができます。

herokuAppの名前を変更

HerokuAppのnameを変更することができます。
Heroku管理画面でも変更はできますが、オススメしません。
デプロイコマンドに --app NewName を毎回付けないといけなくなるので。

herokuAppのディレクトリroot階層で変更します。

$ heroku rename NewName

herokuAppのディレクトリ外で変更する場合はコマンドは下記。

$ heroku rename NewName --app OldName

ログアウト

ローカル環境でログアウトしたい場合は下記コマンド。

$ heroku logout

まとめ

まだまだたくさんあると思うので、都度更新していきます。

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