利用するライブラリが多くなると、 carthage update
が長くて困るってことありませんか?
そんな時のために、carthageのupdate方法をまとめます。
その時々で適切なやり方で、carthage updateするようにしましょう。
環境
Homebrew 1.3.2
Carthage 0.24.0
carthage update ケース別種類
一般
一般的に利用される carthage update
は、下記コマンド。
$ carthage update
1つだけアップデートしたい場合
carthage update
すると、Cartfileで設定しているライブラリ全てアップデートしてしまう。
例えばRxSwiftだけに限定したい場合は、下記コマンド。
$ carthage update RxSwift
複数指定してアップデートしたい場合
スペース区切りで記載すれば良いです。例えばRxSwiftとrealm-cocoaに限定したい場合は、下記コマンド。
$ carthage update RxSwift realm-cocoa
platformを指定したい場合
carthage update
すると、platform[Mac, iOS, tvOS, watchOS] 全てアップデートしてしまう。
例えばiOSだけに限定したい場合は、下記コマンド。
$ carthage update --platform iOS
binaryを使用しない場合
$ carthage update --no-use-binaries
Cartfile.resolvedを参照したい場合
carthage update
はCartfileに記載された最新のライブラリバージョンをBuildする。
ただ、チーム開発などで、ライブラリのバージョンを揃えたいときがある。
このとき、下記コマンドを実行すると、Cartfile.resolvedに記載されたバージョンをBuildしてくれる。
$ carthage bootstrap
注意事項:Xcode再起動の必要
carthage update
後、すぐにXcode上で反映されない場合は、Xcodeの再起動をしましょう。
注意事項:Carthage updateを行なう順番
carthage update
時、xcodeのバージョンを参照するようである。
つまり、現在のxcodeのバージョンに適したライブラリをBuildするようにする、ということ。
そのため、下記順番で実施することがおすすめ。
- Xcodeをアップデート
- carthage update
逆にしてしまうと、もう一度carthage updateするハメになってしまうかも。
補足、まとめ
現状、知っている範囲でまとめてみました。
ただ、入れているライブラリの中にplatform[iOS]がなかった場合など、 carthage update --platform iOS
がエラーになってしまいます。そういう場合は、 carthage update
でまとめてやる方が良いかもです。
まあそれについては、また別の機会に。