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JavaScriptの配列のメソッドの使い方~filter・map・findIndex・find・splice・slice~

Last updated at Posted at 2022-10-19

記事の目的

ども、N予備校でプログラミングをせっせせっせと勉強中のふーちんでーす
この記事ではJavaScript配列関係のメソッドの使い方、4つ紹介・説明しまーす。
今までは、「pushjoinならわかるけど、、?」みたいな状態でした。
そして最近、N予備校で勉強中に、filterメソッド、mapメソッド、findIndexメソッド、spliceメソッドが出てきました。
N予備校の教材をよく読んだら大体はわかりました、が、それでもちゃんと分かっている気がしなかったので、
Qiitaの記事を書いて説明できるか試してみました。
(ついでにfindとsliceメソッドも追加した)

目次

filter

MDNはこちら

《 おもなメソッドの役割 》

① 配列の全ての要素に条件をかける
② 条件に当てはまった要素のみが、代入する配列に入れられる。

まさにフィルターにかけている感じ。

呼び出された元の配列は何も変化しない。使われるだけ。

サンプルコード:3の倍数を探せ
const numbers = [3, 7, 8, 12, 15, 20];

// 3の倍数だけ残します
const threeMultiple = numbers.filter(function(n) {
    return n % 3 === 0; // この条件に当てはまった数字がthreeMultipleに残る
});
console.log(threeMultiple); // [3, 12, 15] ← 3の倍数が条件に当てはまるので、配列に残った!
console.log(numbers); // [3, 7, 8, 12, 15, 20] ← 元の配列は何も変わんない!

ここの

const threeMultiple = numbers.filter(function(n) {
    return n % 3 === 0;
});

のコードは簡単に書くことができ、functionを使わずにアロー関数で実装すると、

const threeMultiple = numbers.filter((n) => {
    return n % 3 === 0;
});

こうなり、
引数が一つのときは、(n)nにでき、
returnで返す内容が、一つの式で表せられるので、return{}を同時に省き、
最終的に

const threeMultiple = numbers.filter(n => n % 3 === 0);

こうなります。

map

MDNはこちら

《 おおまかなメソッドの役割 》

① 配列の全ての要素に同じ処理をする
② 処理の結果の配列が返ってきます。

配列のすべての要素を編集したいときに使えそうな感じ。

これも、呼び出された元の配列は何も変化せず、使われるだけ。

※連想配列のMapとは名前だけ似てる全然違うやつです

サンプルコードは2種類用意してみました。

1種類目:さん付けプログラム
const users = ['太郎', '次郎', '三郎', '寝太郎'];

// さん付けする関数です
const sandukeUsers = users.map(function(name) {
    return name + 'さん'; // 要素一個一個に「さん」を足していく
});
console.log(sandukeUsers); // ['太郎さん', '次郎さん', '三郎さん', '寝太郎さん'] ← 全部の要素に「さん」が足された!
console.log(users); // ['太郎', '次郎', '三郎', '寝太郎'] ← 元の配列は何も変わんない!

これも、アロー関数使ったり、かっこやreturnを省いたりすると、

const sandukeUsers = users.map(name => name + 'さん');

と、表せられます。
このプログラムは、全部の要素にある値を追加した例でした。

2種類目は、取得で編集バージョンです。

2種類目:年齢だけ取得プログラム
const users = [
  { name: '太郎', age: 32 },
  { name: '次郎', age: 25 },
  { name: '三郎', age: 16 },
  { name: '寝太郎', age: 38 }
];

// 年齢だけの配列を代入
const getAge = users.map(function(user) {
    return user.age; // 要素一個一個の年齢プロパティを取得して返す
});
console.log(getAge); // [32, 25, 16, 38] ← ageプロパティだけが取られた配列!
console.log(users); // [{...}, {...}, {...}, {...}] ← 元の配列は何も変わんない!

これも、アロー関数使ったり、かっこやreturnを省いたりして、

const getAge = users.map(user => user.age);

と、表せられます。

findIndex

MDNはこちら

《 おもなメソッドの役割 》

① 渡した関数(条件)に当てはまる(trueが返る)配列の要素がないか順番に見て探していく
② あったらの配列のインデックスが返ってくる。
③ 見つからなかった場合は-1が返ってくる。
④ trueが返る配列の要素がいくつもある場合は、最初に見つかったインデックスが返ってくる。

filterとの違いは、
filter: 条件に合ってる要素を集めた配列を返す
findIndex: 条件に合ってる要素があるか、あったらインデックスを返す

サンプルコード:寝太郎を探せ
const group1 = ['太郎', '次郎', '寝太郎', '三郎', '花子']; // 寝太郎が1つ
const group2 = ['トム', 'パーシー', 'マイク', 'ジョン']; // 寝太郎ナシ
const group3 = ['太一', '五郎', '三四郎', '寝太郎', '銀次郎', '寝太郎']; // 寝太郎が2つ

// 寝太郎を探し、あればインデックスを代入
const findNetaro1 = group1.findIndex(function(name) {
    return name === '寝太郎'; // 要素一個一個、寝太郎と条件判定
});
console.log(findNetaro1); // 2 ← 2番目の要素(3番目)に寝太郎があった!

// 寝太郎ナシで試すバージョン
const findNetaro2 = group2.findIndex(function(name) {
    return name === '寝太郎'; // 要素一個一個、寝太郎と条件判定
});
console.log(findNetaro2); // -1 ← 見つからんかったから-1!

// 寝太郎2つで試すバージョン
const findNetaro3 = group3.findIndex(function(name) {
    return name === '寝太郎'; // 要素一個一個、寝太郎と条件判定
});
console.log(findNetaro3); // 3 ← 5番目(6番目)にも寝太郎があるけど、それより先にあった、3番目の要素(4番目)の寝太郎!

はいこれも、簡略化すると、

const findNetaro1 = group1.findIndex(name => name === '寝太郎');

という風になります。

因みに、このようなプログラムであれば、indexOfメソッドを使った方が簡潔にできるかもしれません。
特有の条件を使う場合は、findIndexを使った方がよいのかもしれません。

ちなちな因みに、
findLastIndexメソッドというものもあります。それは、最後の要素から見て探します。

find

MDNはこちら

《 おもなメソッドの役割 》

① 渡した関数(条件)に当てはまる(trueが返る)配列の要素がないか順番に見て探していく
② あったらの配列の要素 が返ってくる。
③ 見つからなかった場合はundefinedが返ってくる。
④ trueが返る配列の要素がいくつもある場合は、最初に見つかった要素が返ってくる。

findIndexとの違いは、
findIndex: 条件に合ってる要素があるか、あったらインデックスを返す
find: 条件に合ってる要素があるか、あったら要素を返す

サンプルコード:寝太郎の年齢を取得
const users = [
  { name: '太郎', age: 32 },
  { name: '次郎', age: 25 },
  { name: '三郎', age: 16 },
  { name: '寝太郎', age: 38 }
];

// 寝太郎を探し、あればインデックスを代入
const findNetaro = users.find(function(user) {
    return user.name === '寝太郎'; // 要素一個一個、寝太郎と条件判定
});
console.log(findNetaro); // {name: '寝太郎', age: 38} ← 要素はこれのこと!
console.log(findNetaro.name); // 寝太郎
console.log(findNetaro.age); // 38

はいこれも、簡略化すると、

const findNetaro = users.find(user => user.name === '寝太郎');

という風になります。

因みに、
findLastメソッドというものもあります。それは、最後の要素から見て探します。

splice

MDNはこちら

《 おもなメソッドの役割 》

① 配列要素を取り除いたり、置き換えたり、新しい要素を追加したりできる。
② 第1引数に入れる値は、削除する位置の始まりのインデックス。
③ 第2引数には、削除する要素の個数(0ってのも有り)。
④ 第3引数には、代わりに入れる要素(なくってもいい、省略可能ってこと)。

元の配列を編集するので、実装後、元の配列の値は変わります

サンプルコードを3種類載せようと思います。

1種類目:寝太郎を削除し太郎
const users = ['太郎', '次郎', '花子', '寝太郎', '寝太郎', '三郎', '太一'];
users.splice(3, 2); // 3番目の要素から2つ消す
console.log(users); // ['太郎', '次郎', '花子', '三郎', '太一'] ← 元の配列が変わってる!
2種類目:寝太郎を増やし太郎
const users = ['太郎', '次郎', '花子', '寝太郎', '三郎', '太一'];
users.splice(1, 0, '寝太郎'); // 1番目の要素から要素は消さずに、寝太郎を挿入
console.log(users); // ['太郎', '寝太郎', '次郎', '花子', '寝太郎', '三郎', '太一'] ← 次郎の前に入った!
3種類目:寝太郎を消した代わりに「もっと寝太郎」を追加し太郎
const users = ['太郎', '次郎', '花子', '寝太郎', '三郎', '太一'];
users.splice(3, 1, 'もっと寝太郎'); // 3番目の要素から一つ消し、「もっと寝太郎」を挿入
console.log(users); // ['太郎', '次郎', '花子', 'もっと寝太郎', '三郎', '太一'] ← 「もっと寝太郎」と入れ替わった!

このように使うんですが、その前に紹介したメソッドとは違い、変数に代入などしては使いませんでした。
変数に代入した場合は、戻り値が入るのですが、戻り値として、何が返ってくるのでしょうか。

戻り値なんやろ:寝太郎を削除し太郎
const users = ['太郎', '次郎', '花子', '寝太郎', '寝太郎', '三郎', '太一'];
const returnValue = users.splice(3, 2); // 3番目の要素から2つ消す、戻り値を代入
console.log(returnValue); // ['寝太郎', '寝太郎'] ← 削除した寝太郎2つ!

はいこのように、削除した要素が、配列の状態になって返ります。
因みに、削除した要素数が0の場合は、空の配列が返ります。

slice

MDNはこちら

《 おもなメソッドの役割 》

◎ 配列の指定した部分をコピーする。

まさにスライスして、その後にコピーする。てな感じ。

呼び出された元の配列は何も変化しない。使われるだけ。

サンプルコード3つ用意しました。

サンプルコード1:コピーしよう
const text = ['aaa', 'aaa', 'ここを', 'コピー', 'するよ', 'aaa'];

// 要素3つをコピーするよ
const textCopy = text.slice(2, 5);

console.log(textCopy); // ['ここを', 'コピー', 'するよ'] ← 5番目とあるが、コピーされるのは4番目まで!
console.log(text); // ['aaa', 'aaa', 'ここを', 'コピー', 'するよ', 'aaa'] ← 元の配列は何も変わんない!
サンプルコード2:配列そのままコピーしよう
const text = ['hoge', 'piyo', 'foo'];

// 配列ごとそのままコピーするよ
const textCopy = text.slice(); // ← 引数ナシ

console.log(textCopy); // ['hoge', 'piyo', 'foo'] ← 引数ナシだと、スライスせずに、配列がコピーされた!
サンプルコード3:配列の最後からコピーしよう
const text = ['aaa', 'aaa', 'aaa', 'aaa', 'ここを', 'コピー', 'するよ'];

// 最後から3番目以降すべてコピーするよ
const textCopy = text.slice(-3);

console.log(textCopy);
// ['ここを', 'コピー', 'するよ'] ← マイナスの値を入れると、最後から数えて要素がコピーされた!
//                                 引数を1つだけ入力したら、 最後までコピーされた!

ちなみに、負の値はspliceメソッドでも使えます。

最後に

ほかのメソッドもまた別の記事などに追加していこうと思います。

ありがとうございました~

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