はじめに

AWSでシステムを運用する場合、datadogを使用したモニタリングをする機会があると思います。
今回の記事では自分がdatadog agentを使用してインスタンスのメトリクスを収集しようとした時調べたことをまとめていこうと思います。

メトリクス収集のアーキテクチャ

アーキテクチャは大きく分けると二つの領域で構成されます。

それぞれの構成を見ていきましょう。

EC2インスタンス内には以下のリソースが存在します。

Datadog内では大きく三つのコンポーネントがメトリクス収集に関わってきます。

では実際にデータ収集がどのように行われ、モニタリングができるようになるのかの処理の流れを見ていきます。

初期収集
- Datadog Agentは定期的にシステムメトリクスを収集する
  - デフォルト設定は10s
- アプリケーション側からもカスタムメトリクスを収集することが可能
- 収集されたメトリクスは一時的にエージェント内でバッファリングされる
データ転送
- バッファリングされたメトリクスはhttpsでDatadog Invoke APIに送信される
データ処理
- Invoke APIで受信したメトリクスはMetric Storageに保存される前に必要な前処理が行われる
モニタリング
- Monitoring Engineが保存されたメトリクスを継続的に評価する
- 設定された閾値に基づいてアラートが生成される

Datadog Agentを使用したメトリクス収集の仕組みはシンプルかつ効果的な監視体制を構築することができます。