前提
AWS IaCをTerraformで実行する環境を作るための手順です。
利用ソフトウェア
- AWS CLI
- Git
- Terraform
- VSCode
VSCodeのみ既にインストールしている前提で進めます。
VSCodeのインストールは以前投稿した記事を参考ください。
AWS CLIのインストール
- コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行する。
msiexec.exe /i https://awscli.amazonaws.com/AWSCLIV2.msi
- インストーラーが起動するため、指示に従いインストールを実施する。
- インストール完了後、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、バージョンが表示されることを確認する。
aws --version
- AWS Credentialの設定をするため以下のコマンドを実行する。(自身のIAMユーザー)
C:¥> aws configure AWS Access Key ID [None]: <アクセスキー> AWS Secret Access Key [None]: <シークレットアクセスキー> Default region name [None]: ap-northeast-1 Default output format [None]: json
- 同様にAWS Credentialの設定をするため以下のコマンドを実行する。(Terraformユーザー)
C:¥> aws configure --profile terraform AWS Access Key ID [None]: <Terraform用アクセスキー> AWS Secret Access Key [None]: <Terraform用シークレットアクセスキー> Default region name [None]: ap-northeast-1 Default output format [None]: json
Gitのインストール
- Git公式ホームページを開き、Windows用のインストーラーをダウンロードする。
- ダウンロードしたファイルを実行し、インストーラーの指示に従ってインストールする。
以下の設定はencodingが書き換わる設定になるため、一番下の[Checkupt as-is, commit as-is]がおすすめです。
- インストール後、コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行し、バージョンが表示されることを確認する。
git version
Terraformのインストール
- 自身のユーザーフォルダを開き、右クリック>[Open Git Bash here]をクリックする。
- Git Bashが起動するので、以下のコマンドを実行する。
git clone https://github.com/tfutils/tfenv.git .tfenv
- cloneが完了し、.tfenvフォルダが作成されることを確認する。
- 同フォルダで右クリック>[新規作成]>[テキストドキュメント]を選択してファイルを作成し、名前を[.bashrc]に変更する。
- .bashrcファイルをテキストエディタで開き、以下の内容を記載し上書き保存する。
export PATH=$PATH:/<.tfenv配下のbinフォルダ絶対パス>
例)ユーザーフォルダが「C:¥Users¥Administrator」の場合export PATH=$PATH:/c/User/Administrator/.tfenv/bin
- ドライブレターを小文字(c)にし、
:
を除いてください。 -
¥
マークはすべて/
で記載してください。
- ドライブレターを小文字(c)にし、
- 一度、Git Bashを開き直す。
- Git Bash上で以下のコマンドを実行しパスが通ることを確認する。
tfenv
- Git Bash上で以下のコマンドを実行しインストール可能なTerraformのバージョンを確認する。
tfenv list-remote
↑の場合、最新版
1.10.0
がアルファ版のため、一つ前の1.9.8
をインストールする。 - Git Bash上で以下のコマンドを実行しTerraformをインストールする。
tfenv install 1.9.8
- インストール完了後、以下のコマンドを実行し、使用するTerraformのバージョンを指定する。
tfenv use 1.9.8
- 以下のコマンドを実行し、Terraformのバージョンを確認する。
terraform version
VSCode設定
Terraformのプラグインを有効化(インストール)し、VSCodeデフォルトターミナルを変更する。