はじめに
フリーランスエンジニアとして、つらいと感じる原因はさまざまです。
- 単価が安い
- 仕事が安定しない
- 仕事が大変
など。
このような悩みに直面して「フリーランスってつらい……」と感じる方も多いのではないでしょうか?
フリーランスエンジニアは実績があれば、なるのは簡単です。しかしライバルも多く、人と同じやり方をしていたり、稼ぐためにどうすればいいかを本気で考えて行動に移せないと、いつまでたってもつらい状況が続いてしまいます。
今回はフリーランスエンジニアとして、
- なぜつらい状況に陥ってしまうのか?
- つらい状況を脱出するためにはどうすればいいのか?
について解説していきます。
なぜフリーランスエンジニアはつらいのか?
フリーランスエンジニアがつらい状況に陥ってしまう原因は人によって異なりますが、大きくわけて以下の4つがあります。
- 仕事が見つからなくてつらい
- お金が稼げなくてつらい
- 孤独でつらい
- 仕事が終わらなくてつらい
1.仕事が見つからなくてつらい
フリーランスは忙しい時期もあれば暇な時期もあります。
今の仕事が終わって次の仕事を探しても、「なかなか良い仕事が見つからない……」といった状況が続き単価が安い仕事で妥協してしまうこともあり得ます。
これは、仕事の探し方が間違っている可能性があります。
2.収入が低くてつらい
フリーランスは会社員のように、毎月一定の給料が振り込まれるわけではなく、「月によっては収入がまったくない……」なんてこともあります。
固定で報酬を出してくれるクライアントを何件も抱えているならともかく、単発の仕事を請け負っていると、このような自体に陥りやすくなります。
3.孤独がつらい
自宅でフルリモートで仕事をする場合、当然ながら話す相手がいないので孤独な状況に追い込まれます。
私のように孤独になれている人、好きな人は問題ないですが、人によっては想像以上に孤独がつらく、仕事が手につかない……。なんてことになってしまうようです。
せっかく嫌な人間関係からさよならして自由に働く環境を手に入れたのに、襲いかかる孤独で絶望してしまったら元も子もないですね。
4.仕事が終わらない、セルフブラック化している
自分で自分自身を追い込んでしまうと、セルフブラック化して会社員より辛い働き方を強いられることも…。
かつては私も朝7時から、日付が変わる頃まで仕事をしていた時期があります。
しかしそんな働き方は長く続かず、どこかで方向転換をしないとフリーランスとしての働き方が嫌になります。
フリーランスエンジニアがつらい状況から脱出するためには
1.なぜフリーランスになったのか振り返ってみる
あなたがフリーランスになった理由は何でしょうか?
- 年収1,000万を目指したい
- 好きな時間に働きたい
- 好きなことをして働きたい
- 嫌な人間関係に悩まされずに自由気ままに働きたい
- 満員電車に乗りたくない
など、それなりの動機があったはずです。
せっかくフリーランスになったのなら、これらの願望はぜひ叶えたいですよね。
しかし、まず直面するのが理想と現実のギャップです。
フリーランスは基本的に一人でなんでもこなさなければならないので、まちがったやり方ではいつまでたっても収入も上がらず、仕事も終わらず、つらい状況から脱出することはできません。
2.フリーランスエンジニアに大切なのはスキルと最低限の営業力
大切なことは、次の2つです。
- 十分な収入を得るための技術的なスキル
- 条件の良い仕事を自分で会得するための営業力
稼ぐためのスキルとは
フリーランスは基本的に、スキルなしで食べていけるほど甘くないと思うし、誰でもできる仕事は基本的に単価が安いです。
そのため、スキルなしでいきなりフリーランスになると苦労すると思います。
もし当面生活するのに困らない資金(1年以上)があるなら、フリーランスになって働きながらスキルを磨くのもありです。
そうでない場合は興味のある仕事を副業から初めてみたり、資格を取るなどしてスキルを身に着けたほうが良いです。
余裕がない状態でフリーランスを初めてしまうと、安い単価で妥協してしまったり、ただの作業を延々とこなすだけで精一杯でスキルを磨くといった余裕がなくなってしまいます。
最低限の営業力
次に営業力ですが、これは自力で条件の良い仕事を獲得するために必要です。
クラウドソーシングサービスを利用すれば、自分で営業する必要がないので一見楽ですが、単価が相場よりかなり安く、報酬の10-20%を手数料として差し引かれる場合が多いのでおすすめできません。
エンジニアならエージェントサービスを利用するという手段があります。ある程度その業種の経験があるなら、仕事を獲得することはそう難しくはありません。
ただし、エージェントサービスも営業が実績を上げるために、条件がよくないSESを紹介することもあるので、自分の希望はしっかりと伝えることが大切です。
作業範囲は明確にして、単価もなるべく妥協しない、抱えてる仕事が終わりそうなら、次のプロジェクトを探すなども必要です。
フリーランス向けのエージェントサービスは、こちらの記事でも解説しています。
3.仕事内容を振り返る
フリーランスとして大切な要素としてスキルと営業力を挙げましたが、仕事を受注したらプロとして必ずやり遂げましょう。そして振り返りの時間も必ず設けてください。
- どこがいけなかったか?
- いけてなかった状況をどうすれば解決できるか?
を自分に問いかけます。
そして、答えが出たら簡単なPDCAを回していきます。
このサイクルを繰り返すことで、より高い報酬を得るためにどうすれば良いか?という考えや行動が自然に身につきます。
次の記事ではフリーランスのためのKGI(重要目標達成指標)・KPI(重要業績評価指数)設定とPDCAサイクルについて詳しく解説しています。
さいごに
フリーランスは何でも一人でこなさなれければいけませんが、圧倒的な自由度はあります。せっかくフリーランスになったのなら真の自由を手に入れるため、ぜひともつらい状況から脱出しましょう。