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AI壁打ちの原罪

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対話型生成AIに対して自身の質問を通して会話することで、空を自由に飛ぶ鷹のような、若しくは大地を優雅に歩く象のような気持ちになってくる
鷹のようにはるか彼方を眺めるように、あるいは象のようにその巨躯でしっかり大地を踏みにじりながら歩くように、自分自身の考えが醸成していく快感に酔いしれてしまう

考えが醸成されていき、一寸の隙もないAIの考えた理論を身にまとい、困難に立ち向かう
さながら、多くの冒険を終えて成長し、最後の闘いに挑む勇者のように、
はたまた、数多くの失敗を糧に、知識を蓄えた賢者のように、
そんな気持ちになりながら、会話をしていくことに、快感に酔いしれる

というような恐怖じみた考え方を抱くのは、ある種の罪ではないだろうか

AI壁打ちにおいては、自身の考えの整理には役立つかもしれない
自分が真に何を考えているか言語化を通し理解するためには、良い方法かもしれない

しかし、客観的で有効的な答えを求めるために、AIとの問いかけを行うということは、AIを媒介に自身を説得しているに過ぎないのではないだろうか

具体的な私が考える懸念としては、例えば「今回はこういった案件で、こういう特性がある。それをもとにVue.jsとReactのどちらが良いか考えて欲しい」と問いかけたとしよう
AIはそれなりの答えを返してくれる。その後、貴方はその回答に対して「今回はこういう観点があるので、その点も考慮して回答して欲しい」と言ったとしよう
そうするとAIは、それを踏まえて回答してくれる。私はそこに大きな懸念を感じている
その考慮点は貴方の中で既に答えが出ている「Vue.jsのほうが今回は良いのかもしれない」という考え方から生じた質問になってしまっているのではないだろうか
果たしてこれは客観的で有効的な回答と言えるだろうか

「批判的に回答して欲しい」などと言っても質問自体が偏っていれば、気休めにしかならないのではないだろうか

エコーチェンバーであったり確証バイアスの増幅であったりが、内在してしまう行為をしているということを罪として受け止める必要があるだろう

だから私はAI壁打ちは、その行為そのものが罪深いものと捉えている

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