0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

質問からリファレンスへ:AI時代の学習法

0
Posted at

疑問解消ループとMWE検証ループで理解の足場を作る

新しい分野を学ぶとき、最初から体系的な理解を得ようとして迷子になることがあります。体系的な学習が可能になるまでには、いくつかの学習段階があると思います。ここでは、体系的に学べる前段階を、学び始めの段階と作って確かめる段階に分けました。各段階でAIを利用して効率よく学ぶことによって、体系的に学べる状態に早く移行できます。AIはリファレンスや本の代替ではなく、むしろそこへ早く接続するための足場になります。

学び始めの段階(ChatGPTで疑問解消ループを高速に回す)

学習初期では、まず「何を掘り下げたいのか」を決めて、大きめの質問を投げます。そして、生成された回答を読み進めていくと、知らない用語や理解が曖昧な箇所が次々に出てきます。そこをマウスでドラッグして、「ChatGPTに質問する」でさらに質問を行い、回答を得ます。その回答から新たな疑問が生じたら、同じように質問を重ねます。
このように質問を繰り返すことで、短時間で知識を広げることができます。この段階では、深い考察よりも疑問解消ループを速くたくさん回すことを重視します。未知の概念を吸収して、頭の中に新しい地図、つまりメンタルモデルを作ることが優先です。

学び始め段階での学習フローチャート

回答の中から疑問が出なくなったら、いったん回答から離れて、ほかに気になるものを選び、また大きめの質問を投げて、ふたたびループを回します。頭の中に大まかな地図ができてきたら次に移ります。

作って確かめる段階(MWE検証ループを回す)

この段階では、すでに頭の中に地図があります。しかし、自然に手を動かせるほど概念が馴染んでいるとは限りません。そこで、ChatGPTやCodexを使って、学んだ内容を確認するための最小実行例、つまりMWEを作ります。MWEとは、確かめたいことだけを含む最小の実行例のことです。ここでは複雑なアプリケーション作りが目標ではありません。気になる構文、関数の入出力、仕様などを、実行可能なコードに落とし込み、動作を予想して実行します。

ここで前提になるのは、検証する対象はChatGPT等の回答だけに限らないということです。公式リファレンスを読んで気になった仕様、本で出てきた考え方、サンプルコードで疑問に思ったことなども、MWEでの検証対象になります。大まかなメンタルモデルができているため、リファレンスや本の体系的説明が読みやすくなっています。

作って確かめる段階での学習フローチャート

読んで得た知識は、MWEで小さく試すことで、自分の手で再現できる理解に変わります。

まとめ

最初は、質問から質問をつなげて、理解の足場を作ります。次にMWEを作って確かめます。頭の中にイメージができたら、これらと並行して、公式リファレンスや本から体系的な理解を得ます。

この三つのフェーズを行き来することで、AIを使った学習はより実践的で、かつ正確なものになります。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?