はじめに
神経画像解析用ライブラリであるFMRIB Software Library(FSL)をLubuntu 18.04にインストールします。
環境
- Dell Optiplex 5060 SFF (2019), core i5 8400, M.2 256GB SSD, 32GB RAM
- Lubuntu 18.04
FSLのインストール
FSLのインストール方法は公式に載っていて、そのとおりにやればいいのですが、一応日本語で書いておきます。
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FSLのライセンス登録とインストーラーのダウンロード
ダウンロードページから必要事項を記入して、リンクからfslinstaller.pyを適当なフォルダにダウンロードしてください。 -
インストーラーの起動
pythonバージョン2がインストールされていないといけませんので、バージョン2を入れます。その後、fslinstaller.pyを走らせます。
# sudo apt install python
# python fslinstaller.py
あとは指示に従ってインストール作業を進めます。
インストール場所はデフォルトの/usr/local/
でいいと思います。
インストール後はfsl
で起動してパスが通っているかを確認しますが、通らない場合は追加設定が必要です(.bash_profileがあるかないかでパスが通るか通らないか決まるように思いますが未確認)。
.bash_profileを作ってFSLDIRを設定します。
今回は、作成した空の.bash_profileにヒアドキュメントcat <<EOF
をリダイレクトして入力します。EOFを入力すると終了します。echoを使ってリダイレクトしても構いませんし、エディタで書いても構いません。
# touch .bash_profile
# cat <<EOF> .bash_profile
> FSLDIR=/usr/local/fsl
> . ${FSLDIR}/etc/fslconf/fsl.sh
> PATH=${FSLDIR}/bin:${PATH}
> export FSLDIR PATH
> EOF
.bash_profileはログイン時に有効になるので、再ログインして完了です。
# fsl &
# fsleyes &
で、バックグラウンド起動してみて、FSLとFSLeyesのUIが立ち上がれば終了です。
メニューの作成
作成中(プログラムランチャーから立ち上げる方法)
おわりに
FSLをインストールしました。シェルスクリプトで動作させることが多いと思いますが、メニューも作った方が何をインストールしたかGUIでわかるので今後追記していきます。