データ集計(分析?)が割とさくっとできて便利なGoogleデータポータル(Google Data Studio)ですが、本日はホスティングサーバ上で動かしているWordPress(MySQL)のデータを連携させる手順についてのまとめです。
#GoogleデータポータルでWordPress(MySQL)に接続する方法
【最終イメージ】
表の内容としてはあまり意味を持たないのですが、固定ページ(page)の投稿件数の日毎の合算値を時系列で表示しています。
(参考記事)
ちなみに、グーグルデータポータルの使い方は少しだけ過去の記事に記載しておりますので必要に応じて参考にご覧ください。
Googleデータポータルで画像URLから画像表示する方法【リストにして画像を表示】
#ホスティングサーバ側の準備
【最外部サービス(Googleサービス)からのアクセス許可】
まずGoogleのサービスからホスティングサーバにアクセスできるように、対象となるIPアドレスに対してアクセス許可を行います。
こちらのページにIPリストが載っているので、確認してみてください。
データベースがファイアウォールの内側にある場合、MySQL データベースに接続して照会するには、次のすべての IP アドレスへのアクセスを可能にしてください。
アクセスの許可を与えるために、WordPressを動かしているホスティングサーバの管理画面に入ってください。cPanelが使えるようであれば、DATABASE
の項目からRemote MySQL
を選択してください。
そして、アクセスを許可するホストの情報を登録していってください。
なお、登録にあたっては%をワイルドカードとして使えるよと書かれていたので以下で登録しました。ご参考まで。
108.177.%.%
173.194.%.%
207.126.%.%
209.85.%.%
216.239.%.%
216.58.%.%
64.18.%.%
64.233.%.%
66.102.%.%
66.249.%.%
72.14.%.%
74.125.%.%
【データベース(MySQL)情報の確認】
GoogleデータポータルからMySQLを外部接続しにいくので、データベース情報を確認しておく必要があります。最低限、以下の情報が必要となります。
- ホスト名または IP アドレス
- ポート(省略可)
- データベース
- ユーザー名
- パスワード
1.のホスト名及びIPアドレスに関しては、ホスティングサーバの管理画面から確認する事ができると思うのでチェックしておいてください。(111.222.333.444の数字12桁を頑張って探してください!!)
その他の情報に関しては、WordPress関連のファイルがまとまったページにデータベース情報が記載されているwp-config.php
というファイルがあるので中身を確認してください。
/**(途中まで省略)*/
define( 'DB_NAME', '**********' ); /* ③データベース名 */
/** MySQL database username */
define( 'DB_USER', '**********' ); /* ④ユーザ名 */
/** MySQL database password */
define( 'DB_PASSWORD', '**********' ); /* ⑤パスワード */
/** MySQL hostname */
define( 'DB_HOST', 'localhost' );
これでホスティングサーバ側での事前準備・確認は終了です。
#Googleデータポータルからのデータ参照の設定
それではGoogleデータポータルにログインして、データソースの追加から[MySQL]を選んでください。
その後は、カスタムクエリを選んでデータ表示したいクエリを絞ってください。今回は特に何もこだわりがないので、SELECT * FROM wp_posts
としてwp_postsテーブル
のカラムを全て選ぶようにしています。
データベースに接続をしたあとは、レポートを作成を押下
を押してレポート作成に進みましょう。レポートの作成については、詳しく述べませんがとてきたカラムデータを使ってお好きなようにデータの描画を行うようにしてください。(以下、参考まで)
手順は以上になります。おつかれさまでした!!
WordPress(MySQL)のデータをGoogleデータスタジオ上で表示するまでの手順をご説明しました。WordPress自体がデータの保持の仕方をわりとトリッキーにやってたりするので、クエリ考えたりするので慣れるまでは時間を取られそうですね…