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VSCode+Textlintで文章校正をする

Last updated at Posted at 2022-01-24

はじめに

Visual Studio Code(VSCode)+textlintで文章校正をするための導入手順です。

環境

  • Windows11 64bit
  • Visual Studio Code version 1.63
  • Node.js v16.13.2
  • npm 8.1.2
  • textlint v12.1.0

textlintとは

文章を書く時に表記揺れや誤字脱字、読みにくい表現などを校正してくれるツールです。

公式サイト
textlint · The pluggable linting tool for text and markdown

Qiitaの記事の下書きを、VSCodeを使ってMarkdownで書くことが多いのですが、textlintを使用すれば自動で文章校正ができます。
textlint_demo

導入手順

導入手順について説明していきます。
以下の記事も参考にしてみてください。

作者のazuさんによる導入方法についての記事です。
textlintで日本語の文章をチェックする - Web Scratch

ドットインストールでも導入方法について動画で紹介されています。
textlint入門 (全11回) - プログラミングならドットインストール

Node.jsのインストール

textlintを導入するためにはNode.jsが必要となります。
既にインストールされている人は次に進んでください。

  1. Node.js公式サイトからNode.js(推奨版)をダウンロードする
    node_js_download

  2. ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従って進んでいき、Node.jsをインストールする

  3. PowerShellを立ち上げて、以下のコマンドを実行し、Node.jsがインストールされたことを確認する

    node -v
    

    terminal_node

  4. Node.jpと一緒にnpm(Node Package Manager)もインストールされているはずなので確認する

    npm -v
    

    terminal_npm

textlintのインストール

VSCode上でtextlintの環境を作っていきます。

  1. VSCodeを開き、任意のフォルダ、もしくはWorkspeaceを開く
    今回は「D:\Workbooks」というフォルダを作成し、VSCodeで開きました。
    VSCodeからは必ずフォルダかWorkspeaceを開いてください。ファイルそのものを開いてしまうとtextlintが正しく作業しません。

    open_folder

  2. VSCodeでターミナルを開き、「D:\Workbooks」へ移動する

    Workspeaceで開いた場合は、「Workbooks.code-workspace」ファイルがあるディレクトリへ移動してください。

    terminal

  3. ターミナルで以下のコマンドを実行し、プロジェクト管理用ファイルを作成する(「package.json」が作成される)

    npm init -y
    
  4. textlintをインストールする(「node_modules」と「package-lock.json」が作成される)

    npm install --save-dev textlint
    
  5. textlintのバージョンを表示し、インストールできたことを確認する

    ./node_modules/.bin/textlint -v
    

    もし以下のようなエラーが出た場合は、実行ポリシーの変更をしてください。
    error

    • 実行ポリシーの変更(現在のプロセスのみ有効)

       Set-ExecutionPolicy -ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process
      

      textlint_ver

  6. Textlintの校正ルールをインストールする

    npm install --save-dev textlint-rule-preset-ja-technical-writing
    npm install --save-dev textlint-rule-preset-jtf-style
    

    ルールはいろいろあるのですが、自分はこの2つのルールを使用しています。

  7. ルールを有効にする設定ファイルを作成する(「.textlintrc」が作成される)

    npx textlint --init
    

    .textlintrcの中身は以下のようになっており、これを編集することで適用したいルールを変更できます。

    {
    "filters": {},
    "rules": {
    	"preset-ja-technical-writing": true,
    	"preset-jtf-style": true
    }
    }
    

拡張機能「vscode-textlint」のインストール

textlintをVSCode上で動かすための拡張機能をインストールします。

  1. 拡張機能から「vscode-textlint」を検索する
    extensions

  2. インストールする
    vscode_textlint

  3. VSCodeを再起動する

  4. もしtextlintがうまく起動しない場合は、以下の設定をする

    1. textlintの設定画面を開く
      extension_settings

    2. textlint: Node Pathに「node_modules」フォルダが存在するフォルダのパスを入力する
      node_path

これで、VSCode上でtextlintを使用して文章が自動校正されるようになりました。
textlint_demo

参考にしたサイト

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