はじめに
よく見かけるけど、雰囲気でしか意味を分かってない、ちゃんと人に説明できない言葉を整理します。
プリエンプティブル (preemptible)
GCPのCompute EngineにおけるプリエンプティブルVM(今はSpotVM)で出てくる「プリエンプティブル」(preemptible)。
英単語としては「先取り可能な」「横取り可能な」などの意味、のようですが、Web辞書を検索する限りでは載っていないものも多く、レアな言葉のようです。
OSの領域には「プリエンプション(preemption)」という「実行中のタスクを中断して、より優先度の高いタスクを割り込ませる仕組み」を表す言葉があり、これに可能をあらわす接尾辞 -ible が付いて「割り込み可能な」「中断されうる」というニュアンスなのだと思います。
プリエンプティブルVM(SpotVM)はGCPの余剰リソースを使う仕組みで、通常よりかなり安く利用できますが、その代わりに突然インスタンスを停止される可能性があるものです。そのため、バッチ処理など途中で中断されても再開しやすい処理や、CI/CDなどの短時間ジョブ用などで利用されます。
この「(優先度の高いものにリソースを譲るために)中断されることがある」特性を表す意味でプリエンプティブルという言葉が使われているようです。