松屋の丁度いい肉の厚さについて検証してみた

はじめに

ツイッターで見かけた呟き

え？じゃあ何ミリなのさ、松屋さん#松屋 pic.twitter.com/yxpXZ6ekY0

— ｈｉｔ_pink (@hit_pink) October 9, 2022

「そんな厚さが存在するのか?」的な反応も見られるので検証してみることにした。

検証

「肉の厚さは1.1ミリ。それ以上でもそれ以下でもダメなんです。」ということなので、1.1ミリ以上にも1.1ミリ以下にも該当しない厚さが松屋の考える「丁度いい厚さ」ということになる。
検証に使用したコードを下記に記す。負の値については考慮しないこととした。

function matsuya(nikunoatsusa: number)
{
    let sore     = 1.1;
    let soreijou = nikunoatsusa >= sore;
    let soreika  = nikunoatsusa <= sore;
    console.log(
        "肉の厚さは" + nikunoatsusa + "ミリ。"
        + (soreijou ? sore + "ミリ以上" : "")
        + (soreijou && soreika ? "であり" : "")
        + (soreika ? sore + "ミリ以下" : "")
        + (soreijou || soreika ? "なのでダメなんです。" : "タレの温度と浸透圧を計算してふわっと柔らかく、美味しい食感を実現するために丁度いい厚さ。")
    );
}

interface NumberConstructor {
    EPSILON: any
    MAX_SAFE_INTEGER: any
}
declare var Number: NumberConstructor;
matsuya(1.1);
matsuya(0);
matsuya(Number.EPSILON);
matsuya(Number.MAX_SAFE_INTEGER);
matsuya(Number.POSITIVE_INFINITY);
matsuya(NaN);
matsuya(undefined);
matsuya(null);

実行にはWandbox上のNode.js 16.14.0TypeScript 4.2.4を使用した。実行結果は下記の通り。

肉の厚さは1.1ミリ。1.1ミリ以上であり1.1ミリ以下なのでダメなんです。
肉の厚さは0ミリ。1.1ミリ以下なのでダメなんです。
肉の厚さは2.220446049250313e-16ミリ。1.1ミリ以下なのでダメなんです。
肉の厚さは9007199254740991ミリ。1.1ミリ以上なのでダメなんです。
肉の厚さはInfinityミリ。1.1ミリ以上なのでダメなんです。
肉の厚さはNaNミリ。タレの温度と浸透圧を計算してふわっと柔らかく、美味しい食感を実現するために丁度いい厚さ。
肉の厚さはundefinedミリ。タレの温度と浸透圧を計算してふわっと柔らかく、美味しい食感を実現するために丁度いい厚さ。
肉の厚さはnullミリ。1.1ミリ以下なのでダメなんです。

確認した範囲の中では、NaNミリとundefinedミリが松屋の挙げる「丁度いい厚さ」の条件に該当することが分かった。

おわりに

おわりです。

2022/10/10 追記

一身上の都合により使用言語をTypeScriptへ変更しました。