0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

UEFIブートの評価版Windows2019をOCIへBYOIしてみた。

Posted at

はじめに

評価版のWindows2019をVirtualBoxで展開し、そのイメージをOCIへBYOIする手順をまとめてみました。

構成イメージ

今回の作業イメージは以下です。
image.png

評価版Windows2019をVirtualBoxで立ち上げ

まずMicrosoft社のWindows Server 2019 の評価版をダウンロードします。
https://www.microsoft.com/ja-jp/evalcenter/download-windows-server-2019?filetype=ISO
image.png
isoファイルの日本語をダウンロードします。(5.4GB)

image.png
新規を押します。
image.png
image.png
名前:任意
バージョン:Windows2019
Enable EFI(special OSes only):チェックを付けます。(ここで指定がないとBIOSブートします。)
完了を押します。
image.png
ディスクファイルを選択:ダウンロードしたisoファイル
image.png
設定からEFI有効化にチェックが入っていることを確認して起動させます。

参考
VirtualBoxの設定は以下にしました。
・メモリ、コア数の割り当てを増やす
・システムのチップセット:PIIX3 → ICH9に変更
・ディスプレイの3Dアクセラレーションを有効化

image.png
Press any keyと出たら何かしらのキーを押します。
image.png
次へ → 今すぐインストール
image.png
二番目のStandard Evaluation(デスクトップエクスペリエンス)を選択

規約に同意して次へ
image.png
カスタム:Windowsをインストールするを選択
image.png
次へ
image.png
Windowsをインストール後、再起動が行われます。
image.png
管理者パスワードを設定します。
image.png
右側のctrl+delete / 上のタブの「入力」からロック解除

image.png
検索から「MSinfo32」と打ち、システム情報からBIOSモードが「UEFI」であることを確認。

image.png
Windowsアイコンを左クリックし、ディスクの管理を押します。
image.png
ディスク0を右クリックし、プロパティからパーティションが「GPT」になっている事を確認します。

リモートデスクトップ有効/Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsダウンロード

検索から「リモートデスクトップの設定」を開きます。
image.png
リモートデスクトップを有効にしておきます。

https://docs.oracle.com/en/operating-systems/oracle-linux/kvm-virtio/kvm-virtio-DownloadingtheOracleVirtIODriversforMicrosoftWindows.html#kvm-virtio-download
OCIのドキュメントに書いてある上記のサイトに従ってドライバをインストールしていきます。
image.png
Patches & Updates → 検索に「27637937」を打ちます。
そして、「Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windows, Version 2.0.1」をダウンロードします。
image.png
ダウンロードしたら、Setupアプリケーションを実行します。
image.png
実行が終わると再起動されるので、ここまででゲストOSでの作業は終わりです。シャットダウンをしておきます。

VMDKファイルをオブジェクトストレージにエクスポート

image.png
VMをエクスポートします。
image.png
右のファイルの種類を .ovf 形式にしてエクスポートします。

image.png
vmdkファイルをオブジェクトストレージへアップロードします。

オブジェクトストレージ → カスタムイメージ → インスタンスの作成

カスタムイメージ→イメージのインポートを押します。
image.png
オブジェクトストレージからのインポートをします。
起動モードがBIOSになっていますが後ほど変更します。
image.png
image.png
イメージ機能の編集からURFIブートになるよう設定します。

インスタンスの作成
image.png
ブートボリュームは256GB以上になるよう設定します。

リモートデスクトップでアクセス

image.png
セキュリティリストでポート番号3389を開けておきます。

image.png
リモートデスクトップで「パブリックIP:3389」でアクセスします。
image.png
ユーザー名:administrator
パスワードを入力してログインします。
image.png
アクセスできました。

トラブルシューティング

アクセスできない場合いくつかの要因が考えられます。

  • インターネットゲートウェイが作られていない
  • セキュリティリストで3389番ポートが許可されていない。
  • 他社クラウドからエクスポートした場合、イメージに他社クラウド独自のツールが含まれている。(Oracle VirtIO Drivers for Microsoft Windowsと同じようなツールが含まれている可能性があるため、あらかじめ削除してからエクスポートを行います。)
  • ブートボリュームが256GB以上でない。
  • イメージのブートモードがBIOSになっている。

参考

Windowsソース・イメージの要件
https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/Tasks/importingcustomimagewindows.htm
カスタム・イメージのイメージ機能の構成
https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/Compute/Tasks/configuringimagecapabilities.htm

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?