Microsoftって、Azureを基盤とした様々な技術の知識を深め、キャリア形成にも繋がるような資格を数多く提供していますよね。
私も今年の初めにAZ-900を取りました。
そんなMicrosoftの資格ですが、取得をするとAmerican Council on Education (米国教育協会)のメンバーである学校(2年制、または4年制の私立・公立大学)を対象に、単位として扱われる場合があるみたいですね。
個人的に気になるので、こちらについてまとめていきます。
米国教育協会とは?
1918年に設立された教育のNPO団体。
登録されている大学のその数1513校。(6/7/23時点)
メンバーとして登録されている大学のリストを確認してみると、かの有名なハーバード大学やスタンフォード大学、優秀な私立大学であるIvy Leagueの大学の数々の名が入っています。
数々の州立大学や、ITの世界とは無縁の人でも一度は耳にしたことがあるであろうMITの名前も入っています。
米大の中でも、その学校が適当な機関ではなくれっきとした大学であることを示してくれる、ある一種の基準として扱われているようですね。
ご自身が気になっている大学が、Microsoftの資格を保有することで単位として扱ってくれるのか気になる方は、こちらのサイトを御覧ください。米大教育協会に含まれる大学の一覧が載っています。
どの資格が単位として扱われるの?
アメリカの大学の単位として扱ってくれる資格と、その資格を得ることで何単位分くらい適応されるのかの簡単なリストをまとめておきます。
詳しい情報はMSの公式ページに載っています。気になる方は是非確認してみてください。
資格名 | 推薦単位数 | 推薦有効期間 |
---|---|---|
AI系 | ||
AI-102 | 3 | 2021/11/01 ~ 2024/10/31 |
AI-900 | 1 | 2022/10/1 ~ 2025/9/30 |
AZ系 | ||
AZ-104 | 3 | 2022/10/1 ~ 2025/9/30 |
AZ-204 | 2 | 2022/10/1 ~ 2025/9/30 |
AZ-500 | 3 | 2022/10/1 ~ 2022/9/30 |
AZ-700 | 3 | 2021/11/1 ~ 2024/10/31 |
AZ-900 | 3 | 2022/10/1 ~ 2025/9/30 |
DA系 | ||
DA-100 | 2 | 2020/9/1 ~ 2023/8/31 |
DP系 | ||
DP-100 | 3 | 2020/6/1 ~ 2023/5/30 |
DP-203 | 3 | 2021/11/1 ~ 2024/10/31 |
DP-300 | 3 | 2021/11/1 ~ 2024/10/31 |
DP-900 | 3 | 2022/10/01 ~ 2025/09/30 |
MB系 | ||
MB-210 | 2 | 2022/06/01 ~ 2025/05/31 |
MB-220 | 2 | 2022/06/01 ~ 2025/05/31 |
MB-800 | 2 | 2022/06/01 ~ 2025/05/31 |
MB-901 | 3 | 2020/06/01 ~ 2023/05/30 |
MB-910 | 3 | 2021/11/01 ~ 2024/10/31 |
MB-920 | 3 | 2021/11/01 ~ 2024/10/31 |
MD系 | ||
MD-100 | 3 | 2020/06/01 ~ 2023/05/30 |
MS系 | ||
MS-700 | 3 | 2020/09/01 ~ 2023/08/31 |
MS-900 | 3 | 2020/06/01 ~ 2023/05/20 |
PL系 | ||
PL-100 | 2 | 2022/10/01 ~ 2025/09/30 |
PL-200 | 2 | 2022/06/01 ~ 2025/05/31 |
PL-300 | 2 | 2022/06/01 ~ 2025/05/31 |
PL-900 | 2 | 2022/10/01 ~ 2025/09/30 |
SC系 | ||
SC-200 | 3 | 2021/11/01 ~ 2024/10/31 |
SC-900 | 3 | 2021/11/01 ~ 2024/10/31 |
MO系 | ||
MO-100 | 1 | 2021/06/01 ~ 2024/05/31 |
MO-200 | 1 | 2021/06/01 ~ 2024/05/31 |
MO-300 | 1 | 2021/06/01 ~ 2024/05/31 |
資格を単位として扱ってもらう方法
一応手順があるので、そちらも完結にまとめて記載しておきます。
※ 個人で直接学校に資格証明を送っても、単位として認められないので注意
TODO
学校へ以下のものを添付してメールを送る
- 取得した資格のオフィシャルページへのリンク
- 自身のMicrosoft Learnのトランスクリプトのオフィシャルリンク
2のリンクの取得方法は、以下で細かい手順を説明します。
1のリンクは、こちらのサイトのリストに載っている、ご自身が取得された資格と該当するものになります。
ステップ1
大学に問い合わせて、どこにMicrosoftの資格を送るのが適切なのかを確認する
ステップ2
Microsoft Learn へログインをして、Microsoftの資格所有状態のプロフィールが、Microsoft Learnのプロフィールに関連付けられている事を確認する。
ステップ3
メニューの左にある、「トランスクリプト」を選択する。
ステップ4
以下の順序を踏む
※Microsoftの資格保有状態がMicrosftLearnのプロフィールに紐づけられていないと、こちらの操作は正しく挙動しません。
- 「トランスクリプトの設定」をクリック
- 「法的名前を表示」「MCIDを表示」「連絡先の電子メールを表示」をオンにする
ステップ5
リンクを共有するのがはじめての場合: 「リンクの共有」→「リンクの作成」→リンクのコピー」の順でクリック
リンクの共有をしたことがある場合:「リンクの共有」→「リンクのコピー」の順でクリック
ステップ6
- Microsoft Learnのトランスクリプトの、オフィシャルリンク(ステップ5で取得したリンク)
- 取得した資格のオフィシャルページへのリンク(上記TODOにあるURLから飛んだリストに記載されているもの)
を、ステップ1で問い合わせた連絡先へメールで送る。
ってな感じです。
米国などでは特に、社会人になった後に大学や大学院で勉強しなおす方も多いですし、機会があれば是非試して見てください。