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Azure Administrator(AZ-104):Azure でのストレージの実装と管理「Shared Access Signature」

Last updated at Posted at 2023-03-28

Microsoft Learnを用いたMicrosoft Azure Administrator(AZ-104)の試験内容をまとめる投稿です。
この投稿ではMicrosoft Learnで学ぶ内容をできるだけ簡潔にまとめております。
Azureの勉強を一から始め、AZ-900取得後の資格としてAZ-104取得を目指している方の参考になれば幸いです。
※AZ-900の内容は本投稿では省略しております。再度復習したい方は下記をご参照ください。
Azure Fundamentals(AZ-900):試験合格に向けた学習内容のまとめ

今回の学習内容

◆「Shared Access Signature」
◇対応するMicrosoft Learn ラーニングパス
AZ-104:Azure でのストレージの実装と管理
◇対応するモジュール
Shared Access Signature を作成する

※前回の投稿は下記から確認できます。
Azure Administrator(AZ-104):Azure でのストレージの実装と管理「Azure Storageのセキュリティ戦略」

Shared Access Signature

Shared Access Signature(SAS)の特徴

・Azure Storageリソースへの制限付きアクセス権を付与するURI
※URI:Uniform Resource Identifier
・クライアントにSAS URIを配布して、リソースへのアクセスを許可
⇒指定したアクセス許可セットで指定した期間のみ

◆SASの使用シナリオ例
・特定のストレージアカウントリソースへのアクセスが必要なクライアント
⇒ストレージアカウントキーで信頼されるべきでない場合に使用

SASの種類

◆ユーザ委任SAS
・Azure AD資格情報でセキュリティ保護されたSAS
・Blob Storageにのみ適用
・セキュリティのベストプラクティスとしてMSが推奨
・事前にユーザ委任キーの要求が必要
⇒要求したユーザ委任キーでSASが作成可能

◆サービスSAS
・ストレージアカウントキーでセキュリティ保護
・1つだけのStorageサービスのリソースへのアクセスを委任

◆アカウントSAS
・ストレージアカウントキーでセキュリティ保護
・1つ以上のStorageサービスのリソースへのアクセスを委任
・サービスSASで許可されていない下記のアクセス委任も可能
 -読み取り操作
 -書き込み操作
 -削除操作

SASの形式

◆アドホックSAS
・下記をSAS URIで指定
 -開始時刻
 -有効期限
 -アクセス許可
・任意の種類のSASをサポート

◆保存されているアクセスポリシーによるサービスSAS
・ポリシーはリソースコンテナで定義
・ポリシーにサービスSASを関連付け
⇒ポリシーに定義されている制約(期間やアクセス許可)を継承
・サービスSASのみサポート

SASの種類と形式

image.png

SAS構成設定のオプション

◆IPアドレス
・SASを受け入れるAzure StorageのIPアドレスやその範囲を識別可能
⇒組織の属するIPアドレスの範囲を指定する場合に使用

◆プロトコル
・Azure StorageがSASを受け入れるプロトコルを指定可能
⇒HTTPSを使ってクライアントへのアクセスを制限する場合に使用

次の学習内容

◆URIパラメーターとSASパラメーター

学習内容をまとめたページの一覧

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