実施環境
Microsoft Office Professional Plus 2016
0. 概要
例えば、以下のような 30 秒間隔のデータがあるとします。
これを全選択し、「挿入」⇒「グラフ」から「折れ線グラフ」を選択します。
折れ線グラフにもいろいろ種類がありますが、今回は普通の折れ線グラフを使用しましょう。
デフォルトでできる折れ線グラフは、以下のような感じになります。
だいぶ変な形になっていますが、これは 30 秒間隔の線が 1 日にまとめられてしまっているためです。
実際、横軸を右クリックして「軸の書式設定」をクリックし、「軸のオプション」⇒「軸のオプション」⇒「軸のオプション」の「単位」から確認すると、横軸の目盛の単位が 1 日になっています。
さて、ここで横軸の目盛を 1 時間単位や 1 分単位にしようとすると、困ったことに気付きます。
ここで選択できる目盛の単位は「日」が最小で、しかも入力値は整数限定なので「 0.1 日」のような指定もできません。
では、どうすればよいでしょうか。
1. 軸の種類を「テキスト軸」にする
データ間隔が一定であまり細かくない場合は、「テキスト軸」を用いることができます。
先ほどの「軸のオプション」で、「軸の種類」を「テキスト軸」にします。
「目盛」⇒「目盛の間隔」の値を適切に設定し、「ラベル」⇒「ラベルの間隔」を「間隔の単位」に変更して同じ値を設定すると、目盛を 1 時間単位や 1 分単位にすることができます。
例えば、今回のデータは 30 秒間隔なので、 1 時間 ÷ 30 秒 = 120 を指定すれば 1 時間単位の目盛が生成されます。
ただし、この方法は値を見ず単に行を飛ばし読みしているだけなので、元データが一定間隔かつきちんとソートされている必要があります。
また、「 2 秒, 7 秒, 12 秒, ...」のように 00:00:00 から微妙にずれたデータだったりすると、ラベルの表記も「 00:00:02 」のようになってしまいます。
さらに言えば、ここで指定できるラベルの間隔は最大で 255 という制約があるため(目盛の間隔は 31999 まで指定可能)、 10 秒単位などあまり細かいデータの場合も対応できません( 1 時間 ÷ 10 秒 = 360 )。
この方法を取る場合は、事前にピボットなどでサマリしてから適用するのがよいでしょう。
2. 「散布図」を使う
もう 1 つの方法は、「散布図」を使うことです。
散布図にもいろいろありますが、「散布図 (直線) 」を選択します。
デフォルトでは、以下のようなグラフが生成されます。
先ほどの折れ線グラフと似たような見た目になっていることがわかるかと思います。
さて、この「散布図」の場合、「軸のオプション」の「単位」は先ほどの折れ線グラフとは異なり、小数でも指定できます。
ここでポイントとなるのは、 Excel の日付データは内部的には「 1900/1/0 00:00:00 から経過した日数」として保持しているという点です。
例えば、「 1900/1/1 00:00:00 」であれば「 1 」であり、「 2026/1/1 」であれば「 46023 」といった具合です。
では、「 1900/1/1 01:00:00 」は何になるか。
答えは「 1.0416666666... 」です。
1 (日) ÷ 24 (時間) = 1.0416666666... なので、このような値になります。
同様に、「 1900/1/1 00:01:00 」は「 1.0006944444... 」となります。
よって、先ほどの「単位」に入力する値を「 1 」にすれば目盛は 1 日単位になるし、「 0.0416666666... 」にすれば 1 時間単位に、「 0.0006944444... 」にすれば 1 分単位になります。
この場合、最大値、最小値を指定する際も、先ほどのように日時を数値に変換して指定してください。
なお、注意点として、こちらの方法でも元データのソートだけは必要になります。
このグラフはあくまで散布図の点を直線で順番につなげているだけで、順番が入れ替わったら入れ替わった後の順番でつないでしまうからです。
また、これらの方法はあくまで目盛の間隔を調整しているだけで、グラフ自体の値の間隔が変わっているわけではありません。
1 時間単位の最大値をグラフにするといったパターンでは、素直にピボットなどで一度集計してからグラフにするのがよいかと思います。





















