実施環境
Microsoft Edge 124.0.2478.67 (64bit)
0. 概要
AWS で監視をつかさどるサービスは、「 CloudWatch 」といいます。
CloudWatch では EC2 や S3 など各サービスから取得した情報をもとに、ダッシュボードやアラームを作成することができます。
今回はこの CloudWatch を用いて、 EC2 の Linux インスタンスに対し CPU 使用率の折れ線グラフを表示するダッシュボードを作ってみます。
今回の CPU 使用率は特に EC2 や CloudWatch の設定を変更せずともデフォルトで情報を取得していますが、情報によっては細かい設定の変更が必要となります。
CloudWatch のメトリクスデータの保存期間は 15 か月です。
また、デフォルトの情報取得間隔は 1 分ですが、保存期間中でも時間が経つにつれて 1 分⇒ 5 分⇒ 1 時間と情報は集約されていきます。
詳細なデータをより長い期間保持したい場合は、別途ストレージを用意してデータを移す必要があります。
CloudWatch を無料枠で利用する場合は、ダッシュボードなら 3 個まで、アラームなら 10 個まで作成できます。
その他にも細かい条件がありますが、詳細は以下の Web サイトを参照してください。
なお、最新の操作方法は以下の AWS 公式ドキュメントを参照してください。
1. ダッシュボード一覧画面
AWS マネジメントコンソールのホーム画面左上、検索フォームに「 cloudwatch 」と入力します。
検索結果に出てくる「 CloudWatch 」をクリックします。
左メニューの「ダッシュボード」をクリックします。
これで今回主に作業を行う、 CloudWatch のダッシュボード一覧画面が開きます。
2. ダッシュボード作成
まずはダッシュボードを作成しましょう。
「ダッシュボードの作成」をクリックします。
適当なダッシュボード名を入力して、「ダッシュボードの作成」をクリックします。
ここから最初のグラフ(ウィジェット)の作成画面になります。
データソースタイプは「 CloudWatch 」、データ型は「メトリクス」、ウィジェットのタイプは「線」を選択して、「次へ」をクリックします。
グラフ名右の鉛筆マークをクリックし、適当なグラフ名を入力して「適用」をクリックします。
「参照」タブで「 EC2 」⇒「インスタンス別メトリクス」をクリックし、メトリクス名「 CPUUtilization 」にチェックを入れます。
見つからない場合は、検索フォームに「 CPUUtilization 」と入力すれば検索できます。
正しく設定できていれば、上部分にグラフが表示されるはずです。
「ウィジェットの作成」をクリックします。
これで、ダッシュボードにウィジェットが追加できました。
「保存」をクリックしてダッシュボードを保存します。
ダッシュボード一覧画面を見ると、きちんとダッシュボードが保存できていることがわかります。
3. ウィジェット追加
ダッシュボードにウィジェットを追加するには、右上の「 + 」をクリックします。
4. ダッシュボード名変更
ダッシュボード名を変更するには、「アクション」⇒「ダッシュボードの名称変更」をクリックします。
変更後のダッシュボード名を入力し、「ダッシュボードの名前変更」をクリックすれば OK です。
5. ウィジェット編集
ウィジェットを編集するには、ウィジェット右上の「 ... 」⇒「編集」をクリックします。
6. 検索期間変更
ダッシュボードの検索期間は、画面上部分で変更できます。
7. ウィジェットサイズ変更
ウィジェットサイズを変更するには、ウィジェット右下角をドラッグ & ドロップすればよいです。
8. ウィジェット削除
ウィジェットを削除するには、ウィジェット右上の「 ... 」⇒「削除」をクリックします。
9. ダッシュボード削除
ダッシュボードを削除するには、ダッシュボード一覧画面で削除するダッシュボードにチェックを入れて「削除」をクリックします。
削除するダッシュボードが間違っていないことを確認して、「削除」をクリックします。