はじめに
23年2月からTableau案件にアサインされることになったので、理解を深めるためにまとめます。
第1回 ディメンジョンとメジャー
第2回 連載と不連続 ←今回
筆者の技術力
業界歴半年で、つい2週間前にTableau Desktopをインストール。BIツールはTableauが初めてです。
参考
連続とは
「連続」は定規の目盛りのようなイメージで、数字が秩序正しく並んでいる。並び方を変更することは出来ない。
例に挙げた定規で考えると、定規の目盛りは1,2,3と順番で並んでいて、並び変えることは出来ません。
また、目盛り同士の間隔はどこを見ても「1」の倍数となっていて、この間隔を詰めたり伸ばしたりは出来ません。
不連続とは
「不連続」はバラバラに分かれたトランプのカードのようなイメージで、任意の順番で並べることができる。並び方の変更できる。
トランプのカードであれば、「1」から並べることが出来ますし、逆に「9」から並べることも出来ます。並べ替えも任意で可能です。
Tableau上の「連続」と「不連続」
数値や日付形式のディメンジョン・メジャーをフィールドに配置すると、色付けされて表示されます。この色が緑の場合、「連続」であることを表します。
▼ 緑色:連続(並べ替え不可)
▼ 青色:不連続(並べ替え可)
データソースを読み込む際、Tableauが自動的に「連続」と「不連続」を判断して分類(色分け)してくれます。
日付形式を例に「連続」と「不連続」の違い
Tableauが自動的に「連続」と「不連続」を分類してくれますが、ユーザーが任意でこれらの切り替えを行うことが出来ます。
例えば、列に日付形式の「オーダー日」ディメンジョンを、行に売上合計を配置しました。
このとき、オーダー日は「不連続(青色)」として分類されていることが分かります。
不連続ということは、月毎がバラバラのカードとして存在しているので、並べ替えが可能です。
不連続なので、ソートが出来たということです。
さて、自動的に不連続として分類されたオーダー日を「連続」に変えたらどうなるか見てみましょう。
やり方は次の通りです。
① 列フィールドの「オーダー日」をクリックすると、次のようなメニューが表示されます。
② 下図のように、日付の粒度毎に同じような項目が2つ並んでいるので、緑枠の方を選択します。
③ 列フィールドのオーダー日が緑色に変わり、「連続」になりました。
ディメンジョンが「連続」になったことで、、、
- グラフが「月毎に等間隔」に並べ替えられた。
- 昇順・降順のソートボタンがグレーアウトされて、選択できなくなった。
という変化が起きました。
また、もしもとある月の売上がゼロだったとしても、間隔が詰められることはありません。
このように、日付形式のディメンジョンでは、目的に応じて、「連続」と「不連続」を切り替えながら使います。
まとめ
ここでは、連続と不連続についてまとめました。
Tableauが自動的に分類してくれるので、意識してませんでしたが、特に日付形式のディメンジョンについては、連続と不連続の特性を理解しておく必要を感じました。
ありがとうございました。