vagrantに作成した開発環境でLaravel6.0のログイン画面を表示するまでのメモ

概要

Laravel6.0 では、それまであったmake:authのartisanコマンドがなくなって、laravel/uiを利用する方法に変更になりました。
はまりどころがあったのでメモを残しときます。

環境

OS：CentOS 7.2（vagrant）
PHP：7.2.22
Laravel：6.0.3

手順

laravel/uiのインストール

$ composer require laravel/ui --dev

ファイルの展開

$ php artisan ui vue --auth
Vue scaffolding installed successfully.
Please run "npm install && npm run dev" to compile your fresh scaffolding.
Authentication scaffolding generated successfully.

「npm install」と「npm run dev」を実行するようなメッセージが表示されましたが、
npmをインストールしていなかったので、インストールします。

npmのインストール

$ git clone https://github.com/creationix/nvm.git ~/.nvm
$ source ~/.nvm/nvm.sh
$ nvm install stable

node_modulesをマウントする

このまま「npm install」を実行しようとするとvagrantの共有フォルダ内にシンボリックリンクが作成できずにエラーになります。
「--no-bin-links」のオプションを付ければ「npm install」は成功しますが、「npm run dev」でエラーが出てしまいます。

そこでこちらの記事を参考に、
node_modulesフォルダを共有フォルダの外に出しマウントします。

$ mkdir ~/node_modules
$ cd /vagrant
$ mkdir node_modules
$ sudo mount -B ~/node_modules /vagrant/node_modules

パッケージのインストール

npm install

JavaScriptファイル、CSSファイルの作成

npm run dev

これでログイン画面が表示されるようになりました。

おまけ

このままだとvagrantを起動するたびにmountコマンドを実行しなければならないので、Vagrantfileにprovisionとしてコマンドを追記しておきます

Vagrantfile

config.vm.provision "shell",
  run: "always",
  inline: "sudo mount -B /home/vagrant/node_modules /vagrant/node_modules"

参考サイト

認証 6.0 Laravel
WindowsホストでVirtualBoxでLaravel-Mix 、やっとできた - 墨と鉛筆
Isolating node_modules in Vagrant