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個人的な備忘録:WSL (Windows Subsystem for Linux) の削除で工夫が必要だったポイントをまとめてみた

Last updated at Posted at 2025-01-19

はじめに

今回は、私自身ではなく他の方が困っていたことについて、記事としてまとめました。

Windows上でLinuxを仮想的に動作させることができる「WSL (Windows Subsystem for Linux)」という仕組みがあります。

インストールは比較的簡単ですが、アンインストールには少し工夫が必要だと感じました。

本記事は、その内容を自分用の備忘録としてまとめたものです。走り書き程度のメモとなりますが、何卒ご容赦ください。

困っていたこと

今回取り上げる内容は私自身の環境ではないため、正確にまとめるのが難しいことを前提としています。

そのうえで、WSLの削除やアンインストール時に、想定以上の残留データが発生する点に困っていました。

今回のケースでは、WSLを削除する際に事前作業が必要であり、その部分にも工夫が求められると感じました。

Windowsでは通常、コントロールパネルから右クリックでアンインストールすれば簡単に削除できると考えていましたが、今回はそう単純ではありませんでした。

最終的に、アカウントに管理者権限がなかったため一部の残留データは残りましたが、WSL本体や周辺データは削除でき、一応の解決には至りました。

WSL (Windows Subsystem for Linux) とは?

WSL(Windows Subsystem for Linux)は、Windows上でLinuxディストリビューションを実行できる機能です。

※これにより、Windowsの環境内でLinuxコマンドやツールを直接利用できます。

こんな感じで使えます👇

Screenshot 2025-01-19 at 9.29.08.png

実際に削除がうまくいったコマンド備忘録

私自身、今後WSLを使う機会はないと思いますが、削除に成功したコマンドを備忘録としてご紹介します。

この手順で必ずしも削除できるとは限りませんが、今回はこちらの方法でうまくいきました。

手順 1: 削除したいディストリビューションを確認する

  1. PowerShell またはコマンドプロンプトを開く
    Windowsのスタートメニューから「PowerShell」または「コマンドプロンプト」を検索して起動します。

  2. 以下のコマンドを実行する
    インストールされているディストリビューションを確認するために、以下のコマンドを入力します。

wsl --list --verbose

実行すると、インストールされているディストリビューションが一覧表示されます。

実際のコマンド結果について

C:\Users\user>wsl --list --verbose
  NAME                   STATE           VERSION
* docker-desktop         Running         2
  docker-desktop-data    Stopped         2

C:\Users\user>

削除したいディストリビューションの名前を確認してください。

手順 2: ディストリビューションを削除する

確認したディストリビューション名を使用して、以下のコマンドを実行します。

wsl --unregister <ディストリビューション名>

例: docker-desktop ディストリビューションを削除する場合

wsl --unregister docker-desktop

この操作により、指定したディストリビューションのデータが完全に削除されます。

手順 3: 削除後の確認

再度、インストール済みディストリビューションを確認して、削除が成功したことを確認します。

wsl --list --verbose

この手順を実行すると、該当ディストリビューションのデータが完全に削除され、復元できなくなります。

※注意

削除前に、必要に応じて重要なファイルをバックアップしてください。

手順 4: Windows 機能の有効化または無効化を開きます

  • スタートメニューで「Windows 機能」と検索します。
  • 「Windows 機能の有効化または無効化」を選択します。

Screenshot 2025-01-19 at 9.15.28.png

手順 5: 対象の機能を無効化

  • 表示されるリストから以下の項目のチェックを外します。
    • Windows Subsystem for Linux
    • 仮想マシンプラットフォーム

Screenshot 2025-01-19 at 9.16.08.png

手順 6: 設定を適用

  • 「OK」をクリックします。
  • 指示に従って、Windows を再起動します。

これにより、WSL 自体が無効化され、関連する機能が削除されます。

補足:残留データの削除

WSLのデータが残っている場合、手動で削除する必要があります。今回のケースでは、コマンドで削除した後もいくつかの残留データが残っていたため、手動で削除を行いました。

なお、残留データの場所は環境によって異なるため、各自の設定に応じて対応する必要があります。

とはいえ、WSL本体の削除が完了していれば、残留データは気になる場合のみ削除すれば問題ないと考えています。

まとめ

ここまでお読みいただきありがとうございました。私自身、WSLを導入したことはありますが、正直なところ使用経験はなく、削除に思った以上の手間がかかると感じました。

特に、Windowsのアカウントに管理者権限がない場合、WSLの残留データを削除するのは手間がかかると感じました。

この内容がどこまで参考になるかわかりませんが、誰かの技術的な解決になれば幸いです。

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