はじめに
MacでWeb制作や開発作業をしていると、ある日突然「.DS_Store」という見慣れないファイルに出会うことがあります。特にGitで共有した際などに「これ、何?」「消していいの?」と疑問に思った方も多いはずです。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
この記事では、.DS_Storeファイルが何なのか、どのように扱うべきかを解説します。
書こうと思ったきっかけ
Web制作のプロジェクトをGitで共有した際に、.DS_Storeファイルが勝手にコミットされてしまい、他の環境で不要な差分として扱われたことがありました。
Mac特有のこのファイルについて、ちゃんと理解しておこうと思い、備忘録としてこの記事をまとめることにしました。
内容の説明(.DS_Storeとは何か?)
.DS_Storeとは
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.DS_Store
は「Desktop Services Store」の略。 - MacのFinder(ファイル管理アプリ)が、フォルダの表示設定(アイコンの位置やウィンドウのサイズなど)を保存するために自動生成する隠しファイルです。
- WindowsやLinuxではこのファイルは必要ないため、他OSでは無用の長物になってしまいます。
消していいの?
- Mac上で使っている限りは問題ないが、他人に共有する際は削除したほうが無難です。
- 特にGitリポジトリに含めてしまうと、他の開発者にとっては邪魔な存在になります。
無視するにはどうすればいい?
プロジェクトのルートに .gitignore
ファイルを作成(または編集)し、以下を追加しましょう:
.DS_Store
こうすることで、Gitが .DS_Store ファイルを無視してくれるようになります。
既にコミットしてしまった場合は?
git rm --cached .DS_Store
git commit -m ".DS_Store を削除"
git push
これでリポジトリから削除され、以降は .gitignore
により無視されるようになります。
まとめ
.DS_Store
はMac固有の隠しファイルで、Finderの表示情報を記録するためのものです。
Web制作やGitを使った開発においては、基本的に無視・除外対象として扱いましょう。
チーム開発やファイル共有時には .gitignore
の設定を忘れずに行うことで、余計なファイルの混入を防ぐことができます。