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Amazon Linux 2のサポート終了(2026年6月30日)に備え、Amazon Linux 2023でApacheサーバーを構築してみた

Last updated at Posted at 2025-01-01

はじめに

Amazon Linux 2のサポート終了が2026年6月30日に予定されており、2023年3月15日にリリースされたAmazon Linux 2023を選択するケースが今後増えると考えられます。

詳しくは、以下の公式サイトで紹介されています。必要に応じてご確認ください。

私自身もこれまでAmazon Linux 2を利用していましたが、これを機にAmazon Linux 2023を検証するため、Apacheを導入したウェブサーバーを構築していきます。

Amazon Linux 2 と Amazon Linux 2023 の違い

Amazon Linux 2とAmazon Linux 2023の違いについて、以下のサイトでわかりやすく解説されていますので、参考にしてください。

以下に、Amazon Linux 2とAmazon Linux 2023の主な違いを表にまとめました。

項目 Amazon Linux 2 (AL2) Amazon Linux 2023 (AL2023)
概要 Amazon Linux 2 Amazon Linux 2023
略称 AL2 AL2023
リリース開始 2018年6月26日 2023年3月15日
サポート期限 2026年6月30日 2028年3月15日
ベースOS RedHat 7 Fedora 34~36
ログインユーザ名 ec2-user ec2-user
Tera Term対応Ver 4.XXX 5.XXX beta1
パッケージ管理 yum dnf
crond・rsyslogなど インストール済 未インストール

AL2023では、無償のライセンスやAWSサービスとの高い親和性といったAL2と同じメリットを持ちながら、さらに最適化やセキュリティの向上が図られています。

実際にAmazon Linux 2023を使ってみた

私の場合、何度かAmazon Linux 2023を使用したことがありますが、記事としてまとめるのは今回が初めてです。自分の備忘録も兼ねて、簡単にまとめていきます!

ここでは、VPCやサブネットといった基本的なネットワーク環境が構築されていることを前提に進めていきます。

ネットワーク環境の作成方法について知りたい方は、過去の記事で技術検証を行っていますので、そちらを参考にしてください。

それでは、マネジメントコンソールにログインし、EC2インスタンスの構築作業からご紹介します。

EC2インスタンスの構築

アプリケーションおよびOSイメージ(Amazonマシンイメージ)の選択画面で、Amazon Linux 2023を選ぶだけです。

スクリーンショット 2025-01-01 18.02.07.png

キーペアの秘密鍵については、今回は特に設定せず、EC2 Instance ConnectというAWSのサービスを使用する予定です。詳しくは過去の記事をご覧ください。

ネットワーク設定については、インターネットからアクセス可能にするため、パブリックIPアドレスの自動割り当てを有効化してください。

スクリーンショット 2025-01-01 18.04.44.png

セキュリティグループについては、HTTPの80番ポートをインバウンドルールで許可してください。

スクリーンショット 2025-01-01 18.06.03.png

ここまでの設定で特に問題がなければ、「インスタンスの起動」をクリックして進めてください。

Apacheのインストールなど

まず、インスタンス内のパッケージを最新バージョンに更新します。

sudo dnf update -y

次に、Apacheはhttpdパッケージとして提供されているため、以下のコマンドでインストールします。

sudo dnf install -y httpd

以下の出力例のように、Apache関連のパッケージが問題なくインストールされたことを確認できます。

Installed:
  apr-1.7.5-1.amzn2023.0.2.x86_64                     apr-util-1.6.3-1.amzn2023.0.1.x86_64     apr-util-openssl-1.6.3-1.amzn2023.0.1.x86_64  
  generic-logos-httpd-18.0.0-12.amzn2023.0.3.noarch   httpd-2.4.62-1.amzn2023.x86_64           httpd-core-2.4.62-1.amzn2023.x86_64           
  httpd-filesystem-2.4.62-1.amzn2023.noarch           httpd-tools-2.4.62-1.amzn2023.x86_64     libbrotli-1.0.9-4.amzn2023.0.2.x86_64         
  mailcap-2.1.49-3.amzn2023.0.3.noarch                mod_http2-2.0.27-1.amzn2023.0.3.x86_64   mod_lua-2.4.62-1.amzn2023.x86_64              

Complete!

次に、Apacheを起動し、必要に応じて自動起動設定を有効にします。

sudo systemctl start httpd
sudo systemctl enable httpd

ブラウザからアクセスしてみる

ブラウザを開き、インスタンスのパブリックIPアドレスにアクセスします。

http://<インスタンスのパブリックIP>

デフォルトのウェルカムページが表示されれば、Apacheのインストールと設定は成功です。

スクリーンショット 2025-01-01 18.12.36.png

以上の手順で、Amazon Linux 2023にApacheをインストールすることができます。

まとめ

これまで日常的にAmazon Linux 2を使用していましたが、これを機にAmazon Linux 2023を意識的に使うようにしようと考えています。

多少の違いはあるものの、まだ完全に整理できていない部分もあるため、今後も積極的に利用して学びを深めていきます。

今回の技術検証が、Amazon Linux 2023についてキャッチアップしようとしている方の参考になれば幸いです!

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