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技術検証:AWS上のWindowsサーバーに対して、PowerShellを使ってDatadog Agentを導入してみた

Last updated at Posted at 2025-01-30

はじめに

Datadogは、インフラやアプリケーションの監視を一元管理できるプラットフォームで、AWSやGCP、Azureとも簡単に統合できます。

今回はDatadogのアカウントを作成し、EC2インスタンスにDatadog Agentをインストールする内容をまとめていきます。

システムの状態をリアルタイムで把握したい、インシデント対応をスムーズにしたいと考えている場合は、無料トライアルで試してみるのもおすすめです。

書こうと思ったきっかけ

受講しているITスクールのチーム開発において、今回は運用監視をDatadogで一元管理することにしました。

Screenshot 2025-01-25 at 1.44.57.png

一部AWSのCloudWatchやLambdaといったサーバーレスアーキテクチャを構築していますが、基本的なリソース監視やログ監視はDatadogを活用する方針です。

その中で、今回トライアル期間を活用して実装を進めてみようと思い、改めてDatadogについてキャッチアップしていきます。

Datadogとは?

Datadog は、クラウドやオンプレミス環境の 監視・分析 を行うための SaaS型オブザーバビリティプラットフォーム です。

Screenshot 2025-01-30 at 16.24.39.png
引用画像:https://www.datadoghq.com/ja/blog/network-performance-monitoring/

サーバー・コンテナ・アプリケーション・ネットワーク・セキュリティ など、システム全体のパフォーマンスを リアルタイムに可視化・監視 できます。

Datadogに関する基本的な内容については、過去の記事でまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

実際にやってみた

Datadogのアカウント作成

まずは、Datadogのアカウントを作成します。

私の場合は個人利用になるため、まずは無料トライアルの2週間を試してみることにしました。

Screenshot 2025-01-31 at 4.24.51.png

メールアドレス、会社名、パスワードを入力してアカウントを作成後、登録したメールに確認リンクが届くので、クリックして認証しました。

ポイント

  • 無料トライアル期間でも、ほぼ全機能を試せる
  • 監視対象の追加は、AWSとの連携、Datadog Agentのインストール、APIキーの設定 など複数の方法がある

Datadog Agentを対象のサーバーにインストール

次に、Datadog AgentをEC2インスタンスに導入します。

Datadog Agentは、CPU使用率、メモリ使用率、ディスク使用量、ネットワークトラフィックなどを収集する重要なコンポーネントです。

Screenshot 2025-01-31 at 4.28.40.png

Datadogの管理コンソールで、インテグレーション連携の項目からAgentを選択すると、上記のような画面に遷移します。

Screenshot 2025-01-31 at 4.29.52.png

コマンドの詳細

Start-Process -Wait msiexec -ArgumentList '/qn /i "https://s3.amazonaws.com/ddagent-windows-stable/datadog-agent-7-latest.amd64.msi" APIKEY="XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX" SITE="ap1.datadoghq.com"'

簡単に表形式でまとめると、実行している内容は以下のとおりです。

コマンド部分 説明
Start-Process -Wait msiexec Windowsのインストーラー (msiexec) を PowerShell で実行
-ArgumentList msiexec に渡すオプションを指定
/qn サイレントインストール(GUIなしで自動実行)
/i "URL" インストール用の MSI ファイルを指定(Datadog Agent の最新バージョン)
APIKEY="XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX" Datadog の APIキー(各環境に合わせて変更)
SITE="ap1.datadoghq.com" Datadog のデータセンターリージョン(ap1 はアジアパシフィック)

Windowsサーバーに導入

ここでは、AWS上のWindowsサーバーにリモートデスクトップ接続をして、Datadogエージェントの導入を実施します。

Screenshot 2025-01-31 at 4.38.24.png

※Windowsサーバーの場合、導入までに若干時間がかかるため、しばらく待つ必要があります。

監視対象の確認

実際にWindowsサーバー側にDatadogエージェントのマネージャーがインストールされていることを確認しました。

Screenshot 2025-01-31 at 4.42.16.png

Windowsサーバー側でDatadogエージェントマネージャーをクリックすると、以下のようにエージェントの管理画面が表示されることを確認できました。

Screenshot 2025-01-31 at 4.46.59.png

最後に、Datadogの管理コンソール上から対象のWindowsサーバーが確認できたら、導入は完了です。

Screenshot 2025-01-31 at 4.50.40.png

(ここに表示されるまでには、導入後、若干時間がかかります。)

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

私自身、初めて個人でトライアル期間を使ってサーバーにDatadogエージェントを導入したので、新鮮な体験でした。

次回は、実際に監視定義を作成していこうと思いますので、興味のある方はぜひ引き続きご覧ください!

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