はじめに
LinuxやMacのターミナルを使う際、コマンドを実行する方法には「フォアグラウンド」と「バックグラウンド」の2種類があります。
この記事では、それぞれの実行方法や操作方法をシンプルに解説します。
書こうと思ったきっかけ
普段ターミナルを使っていて、「この処理が終わるまで待つのが面倒」「実行したコマンドを一時的に止めたい」と思うことがありました。
フォアグラウンドとバックグラウンドの使い分けを理解すると、より快適にターミナルを操作できるので、まとめてみました。
フォアグラウンドで実行
sleep 30
この場合、コマンドが完了するまでターミナルの操作はできません。
実際のターミナル画面
バックグラウンドで実行
sleep 30 &
&
を付けるとバックグラウンドで実行でき、すぐに次の操作ができます。
実際のターミナル画面
フォアグラウンドに戻す
fg
fg
コマンドでバックグラウンドのプロセスをフォアグラウンドに戻せます。
一時停止 → バックグラウンドで再開
-
Ctrl + Z
で一時停止 -
bg
でバックグラウンドで実行再開
実行中のジョブを確認
jobs
バックグラウンドで実行中のジョブを一覧表示できます。
実際のターミナル画面
バックグラウンドのプロセスを終了
kill %1 # ジョブ番号1を終了
jobs
で確認したジョブ番号を指定して終了できます。
まとめ
フォアグラウンドとバックグラウンドの使い分けを知ると、ターミナルでの作業がより効率的になります。
特に、長時間実行するコマンドはバックグラウンドに回すと便利です。ぜひ活用してみてください!