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Linux入門:ディストリビューションごとのsudoグループについて体系的にまとめてみた

Last updated at Posted at 2025-03-19

はじめに

Linuxでは、管理者権限(root権限)が必要な操作を一般ユーザーが実行するためにsudoコマンドが利用されます。

ただし、すべてのユーザーがsudoを実行できるわけではなく、適切なグループに所属している必要があります。

本記事では、sudo権限を持つグループについて詳しく解説します。

書こうと思ったきっかけ

Linuxを使い始めたばかりの人や、新しい環境を構築する際に「どのグループに追加すればsudoが使えるのか?」と疑問に思うことが多いと感じました。

また、ディストリビューションごとにsudo権限を持つグループが異なるため、統一的な理解が難しいという課題もあります。

本記事を通じて、sudoグループの設定方法を整理し、よりスムーズなシステム管理ができるようにしたいと考えました。

sudo権限を持つグループとは?

Linuxでは、特定のユーザーに管理者権限(root権限)を付与するためにsudoコマンドが使用されます。

sudoを実行できるユーザーは、適切なグループに所属している必要があります。

ディストリビューションごとのsudoグループ

Linuxのディストリビューションによって、sudo権限を持つグループの名前が異なります。

ディストリビューション sudo権限を持つグループ
Ubuntu / Debian 系 sudo
RHEL / CentOS / Rocky / AlmaLinux 系 wheel
Arch Linux wheel
openSUSE wheel

現在のユーザーが属するグループを確認する方法

自分のユーザーがどのグループに属しているかを確認するには、以下のコマンドを実行します。

groups

または

id

sudo可能なグループを確認する方法

どのグループがsudoを実行できるかを調べるには、以下のコマンドで/etc/sudoersファイルの内容を確認します。

sudo grep -E '^%sudo|^%wheel' /etc/sudoers

実行結果の例:

%sudo   ALL=(ALL:ALL) ALL
%wheel  ALL=(ALL) ALL

この場合、sudoグループとwheelグループのユーザーはsudoコマンドを実行できます。

ユーザーをsudoグループに追加する方法

ユーザーをsudoまたはwheelグループに追加するには、usermodコマンドを使用します。

sudoグループに追加する(Ubuntu / Debian系)

sudo usermod -aG sudo <ユーザー名>

wheelグループに追加する(RHEL / CentOS / Arch / openSUSE系)

sudo usermod -aG wheel <ユーザー名>

変更を適用する

追加したグループの設定を有効にするには、ログアウト&再ログインするか、次のコマンドを実行します。

newgrp sudo  # または wheel

sudoersファイルの編集(オプション)

デフォルトでsudowheelグループにsudo権限がない場合、visudoコマンドを使って/etc/sudoersを編集し、適切なグループに権限を付与することができます。

visudoを開く:

sudo visudo

編集例(wheelグループにsudo権限を付与):

%wheel  ALL=(ALL) ALL

まとめ

  • sudo権限を持つグループはディストリビューションによって異なる(Ubuntuはsudo、RHEL系はwheel)。
  • groupsidコマンドで現在のグループを確認できる。
  • /etc/sudoersを確認して、どのグループがsudo権限を持つか調べられる。
  • usermod -aGコマンドでユーザーを適切なグループに追加可能。
  • visudoを使って手動で権限を編集することもできる。

Linux環境の管理においてsudo権限の設定は非常に重要です。本記事が、正しく安全にsudoを設定するための手助けになれば幸いです!

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