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個人的な備忘録:CloudFrontのエッジロケーション (Edge Location) に関する知識を自分なりに体系化してみた

Last updated at Posted at 2025-01-24

はじめに

CloudFrontは、高速で安全なコンテンツ配信を可能にするだけでなく、柔軟なカスタマイズ機能とコスト効率の良さを備えた強力なCDN(コンテンツ配信ネットワーク)です。

Amazon CloudFront は、強力なネットワークインフラを活用して、低レイテンシーかつ高スループットでセキュアなコンテンツ配信を実現します。

なお、本記事の内容は個人的な備忘録としてまとめたものですので、その点をご了承いただければ幸いです。少しでも参考になれば幸いです。

書こうと思ったきっかけ

受講中のITスクールで行われているハッカソン(チーム開発)において、フロントエンド部分をCloudFrontとS3バケットに配置することにしました。

Screenshot 2025-01-25 at 1.44.57.png

AWS上での実装自体は完了していますが、構築を進める中で、改めて知識を整理する必要性を感じました。

そこで今回は、CloudFrontに特化して体系的にまとめていきたいと思います。

いつか、エッジロケーション (Edge Location) を見学してみたい(無理ですがw)

Amazon CloudFrontは、世界中に分散したエッジロケーション (Edge Location) に配置されています。

Screenshot 2025-01-25 at 5.52.19.png
引用画像:https://aws.amazon.com/jp/cloudfront/features/?whats-new-cloudfront.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&whats-new-cloudfront.sort-order=desc

これにより、コンテンツをエンドユーザーにできるだけ近い場所から配信し、高速で低レイテンシーのサービスを提供します。

CloudFrontについて、公式ドキュメントを参考にまとめてみた

ここからは、AWSの公式ドキュメントを参考にしながら、CloudFrontに関する知識を体系的に整理していきます。

公式ドキュメントはこちら:

また、過去の記事でも技術検証や知識整理を行っていますので、そちらも参考にしてみてください。

過去の記事はこちら:

CloudFrontの主な特徴

  • レイテンシーの低減

    • グローバルに分散した 600以上のPoint of Presence (PoP) を活用してデータを配信。
    • 自動化されたネットワークマッピングとインテリジェントルーティングにより、高速で効率的なデータ配信を実現。
  • セキュリティの向上

    • トラフィックの暗号化やアクセスコントロール、VPCオリジンを利用したセキュリティ強化。
    • AWS Shield Standard による無料のDDoS攻撃防御を提供。
  • コスト削減

    • 統合リクエスト処理や料金オプションの柔軟性でコスト効率を向上
    • AWSオリジン(例:S3やEC2) からのデータ転送費用が無料。
  • コードのカスタマイズ

    • サーバーレスコンピューティング機能 を活用し、CDNエッジでコードを実行可能。
    • コスト、パフォーマンス、セキュリティを最適なバランスで調整できる柔軟性を提供。

ネットワークとパフォーマンスの特徴

  • 高い信頼性と低レイテンシーのネットワーク接続

    • 世界中の数千の Tier 1/2/3 テレコムキャリアとピアリングし、主要アクセスネットワークと最適に接続。
    • 数百テラビットの容量を持つネットワークにより、高スループットを実現。
  • AWS の冗長性の高いネットワークバックボーン

    • CloudFront エッジロケーションは、AWS の完全冗長なネットワークバックボーンを通じて AWS リージョンに接続。
    • 複数の 400 GbE パラレルファイバーにより、高速で安定したオリジンフェッチと動的コンテンツ配信を実現。
  • 3種類のインフラストラクチャによる高パフォーマンス

    1. リージョン別エッジキャッシュ (REC)
      • AWS リージョン内でアプリケーションのウェブサーバーとエッジロケーション間のパフォーマンスを最適化。世界に13箇所配置。
    2. CloudFront Points of Presence (POP)
      • 50か国以上、100以上の都市に600以上展開。ISP ネットワークとピアリングし、高速データ配信を実現。
    3. 埋め込み Points of Presence
      • エンドユーザーに最も近い場所(北米、欧州、アジアの200以上の都市)に配置。POPと連携してパフォーマンスを最大化。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。今回の問題について、私自身も多くの学びを得ることができました。

※簡単な知識整理

  • 高速配信

    • 世界中のエッジロケーションから低レイテンシーでコンテンツを配信。
  • 高セキュリティ

    • 暗号化やDDoS防御を活用し、安全なコンテンツ配信を実現。
  • コスト効率

    • AWSオリジン(例: S3やEC2)からのデータ転送が無料で経済的。

この記事がどなたかの技術的な参考になれば幸いです!

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