No-IPで作成したドメインとコロコロ変わるIPを紐付けしてくれるDUCをRaspberry PIにインストールしたのでその過程をメモ
環境
・RaspberryPi4 Debian GNU/Linux 11
・DUC 2.1.9
インストール
インストールのためのパッケージをダウンロードするため適当なディレクトリに移動
cd /home/noip
パッケージをダウンロード
sudo wget https://www.noip.com/client/linux/noip-duc-linux.tar.gz
パッケージを解凍
sudo tar vzxf noip-duc-linux.tar.gz
解凍後に生成されるディレクトリに移動し, コンパイル
cd noip-2.1.9-1/
sudo make
sudo make install
ここで入力箇所がいくつかあるので順に入力していく
Please enter the login/email string for no-ip.com
▶︎ No-IPアカウントのemail
Please enter the password for user 《入力したemail》
▶︎ No-IPアカウントのパスワード
* hosts are registered to this account.
Do you wish to have them all updated?[N] (y/N)
▶︎ 登録済みホストのIPを全てデバイスのIPに更新するかどうか(デフォルト:N)
▶︎ Nにするとひとつひとつ更新するか聞いてくる
Please enter an update interval:[30]
▶︎ 更新頻度を入力(デフォルト:30分)
Do you wish to run something at successful update?[N]
▶︎ 更新に成功した場合に何か実行するか(デフォルト:N)
プログラムの実行
sudo noip2
エラーが出た場合, 実行ファイルのパスが通ってない可能性があるので, 頻繁に実行コマンドを打つ予定がなければ以下のコマンドを入力
sudo /usr/local/bin/noip2
起動状態の確認
以下のコマンドで実行中DUCの詳細が確認できる(オプションの-Sは大文字)
sudo noip2 -S
* noip2 process active. と表示されればDUCは問題なく起動している
自動起動の設定
PCを起動した際に自動でDUCを起動するように設定する
まずは自動起動のためのスクリプトファイルを/etc/init.d/
にコピー
OSがDebianの場合, debian.noip2.shをコピーする
sudo cp debian.noip2.sh /etc/init.d/noipd
noipdのパーミッションを変更
sudo shmod +x /etc/init.d/noipd
自動起動を登録
sudo update-rc.d noipd defaults
新バージョンへの移行
アップデートしたい場合はプロセスを停止して実行ファイルを削除する必要がある
ps -u | grep noip2
プロセスnoip2
の詳細を表示させてプロセスIDを記録
kill 《プロセスID》
でプロセス終了
その後, 実行ファイルとconfigファイルを削除する
sudo rm /usr/local/bin/noip2
sudo rm /usr/local/etc/no-ip2.conf
これらが成功したら再度インストールを行う
参考