AIでLINE絵文字を作り、Pythonで画像を自動カットしてZIPを生成しました。
現在はローカルで画像処理スクリプトとして動作するところまで作っています。
今後はこの処理をバックエンドに組み込み、サービスから直接絵文字を生成できるようにする予定です。
きっかけ
今週は人間関係が少し忙しい週でした。
別れあり、再会ありと。
20年以上連絡を取っていなかった友人と、思いがけずLINEで再びつながることになりました。
最近は年賀状のやり取りもほとんどなくなり、知人との会話はほとんどLINEです。
やり取りをしているうちに、あることに気付きました。
みんな、絵文字をよく使う。
メッセージそのものよりも、リアクションや絵文字で会話が進んでいく感じです。
LINE絵文字を調べてみた
そこで「LINE 絵文字」で検索してみました。
すると、LINEスタンプとは別にLINE絵文字が再び注目されていることを知りました。
さらに調べると、メッセージだけではなく
• メッセージへの「いいね」
• 軽いリアクション
• 短いやり取り
などに使えるようで、「返信するほどでもないけど反応したい」場面にちょうど良さそうです。
かわいい絵文字が欲しくなり、いくつか探してみました。
しかし、どれも少し違う。
そこで思いました。
作れるなら作ってみよう。
AIでキャラクター絵文字を作る
今回はAIを使って、自分のキャラクター
まるくま
の絵文字を作ることにしました。
画像生成には Gemini(nano banana2) を使い、
表情違いのキャラクターを作ってもらいました。
できあがったのがこちらです。
表情だけで意味が伝わるように、
• 笑う
• 泣く
• 怒る
• 困る
• びっくり
• 眠い
など、感情パターンを揃えていきます。
LINE絵文字の作り方を調べる
ここで問題が発生します。
最初は LINEスタンプメーカーで作れると思い、
40個ほど画像を準備して申請まで進めました。
しかし途中で気付きました。
このアプリでは絵文字は作れない。
また調べ直します。
するとLINE絵文字はLINE Creators MarketにZIPファイルをアップロードするだけで申請できる仕組みでした。
絵文字のZIP構造
ただしルールがあります。
ZIPの中身は次のような構成です。
tab.png (96×74)
001.png
002.png
003.png
...
ルール
- 絵文字サイズ:180×180
- ファイル名:001〜
- 個数:8〜40個
- tab.png:96×74
この形式にしてZIPで圧縮します。
これを知らなかったため画像をアップロードまでに一番苦戦しました。
一番大変だったのはここです。
ZIPをアップロードすると
ファイルを開けません
とエラーになります。
原因は
• 画像サイズ
• ファイル名
• ZIP形式
など細かいルールでした。
ガイドラインを読みながら
Pythonで画像をカットしたり、サイズ調整をしたりして
ようやくアップロードできました。
ここまで来ると実は簡単
一度ルールがわかれば、その後は簡単です。
LINE Creators Marketでは
• 名前
• 説明
• タグ
などを入力するだけで申請できます。
つまり
ZIPさえ作れれば、誰でもオリジナル絵文字が作れるということになります。
次に作ろうと思ったもの
ここまで作ってみて思いました。
このZIPを作る作業は、自動化できるはずです。
AIで絵文字を生成して
必要なサイズにカットして
ZIPまで作る。
そこまでできれば、アップロードするだけでLINE絵文字が作れるツールになります。
ということで、現在作っているサービスにこの機能を追加してみました。
UIでは Marukuma Drop に
「スタンプ生成」か「絵文字生成」かを選べるボタンを追加しました。
バックエンドはプレビューまではスタンプと同じ処理を使い、
生成ボタンが押されたときに
• 絵文字用のサイズに画像を整形
• ZIPファイルを生成
• ダウンロードできるようにする
という処理を追加しました。
スタンプ生成の機能はすでに作ってあったので、
モードを切り替えるだけで実装でき、ロジックもほとんどそのまま使えました。
AI画像をそのままでは絵文字にできない問題
- AIはグリッドを守らない
- 自動カットが必要
- Pythonで解決
creator line meに登録した結果
出来上がったzipファイルをリクエストした結果です。審査中です。
AIと作る小さなツール
最近は
- AI
- 小さなツール
- 自動化
を組み合わせることで、
一人でもいろいろなサービスが作れる時代になってきました。
今回のLINE絵文字も、その小さな実験の一つです。
アイデアが固まれば、数時間で機能を追加することができました。
AIと画像処理を組み合わせることで、
「思いついたものをすぐ形にする」ことができるようになってきました。