ポエム生成アプリを作っています。
構成自体はよくあるものです。
- フロントエンド
- API
- 外部AIサービス
- 夜間バッチ
でも、あるとき思いました。
バックエンドって、無機質に見えるけど
実はちゃんと「役割」を持った登場人物じゃないか?
そこで今回は、ポエム生成バックエンドを擬人化してみました。
登場人物
• 👤 ユーザー(感情の持ち主)
• ☁️ AWS(ワークフローマネージャー)
• ✍️ GPT / Claude(詩人)
• 🎨 Gemini(夜の画家)
① ユーザーが「今の気持ち」を送る
今日は少し疲れた。でも小さな嬉しいことがあった
ここには構造も整形もありません。
あるのは感情だけ。
それを最初に受け取るのが AWS です。
AWSはまだ何も作りません。
ただ、受け取り、整え、次に渡す準備をします。
② AWSが詩人たちに依頼する
AWSは中央で全体を見ています。
そして言います。
「この感情を、ポエムにしてください。」
ここで依頼するのが
- OpenAI GPT
- Anthropic Claude(sonnet,haiku)
同じ入力でも、出力は違います。
なぜなら、人格が違うからです。
このアプリでは、あえて複数モデルを並列に扱っています。
理由は単純で、言葉の揺らぎを楽しみたいから。
③ AWSがユーザーに返す
詩人たちが書いたポエムを、
AWSが整形してユーザーへ返します。
{
"title": "小さな光",
"body": "...",
"model": "gpt",
"createdAt": "2026-02-27"
}
ここで初めて、
ユーザーの感情は「作品」になります。
リアルタイム処理はここまで。
④ 夜になると、画家が動き出す
このアプリにはもう一人、登場人物がいます。
Gemini。
ただし彼は昼には出てきません。
夜間バッチで動きます。
その日のポエムをすべて Gemini に渡します。
Gemini にはまず、
「自分が描きたい」と感じたポエムを1つ選んでもらいます。
そして選ばれた作品に対して、挿絵を描いてもらいます。
さらに、なぜそのポエムを選んだのか、
短いコメントも返してもらいます。
つまり、
• ポエムを書くAI
• 描くAI
• そして“選ぶAI”
という、三層構造になっています。
ここでやりたかったのは、
機械的なバッチ処理ではなく、
「解釈」と「選択」を持たせること。
描くだけなら自動化です。
でも、選んだ理由を語らせると、
そこに視点が生まれます。
同じポエムでも、
「なぜそれを選んだのか」という一文が加わるだけで、
作品にもう一段、奥行きが出ます。
全体フロー
昼(リアルタイム)
User → AWS → GPT / Claude → AWS → User
夜(バッチ処理)
AWS → Gemini → AWS → User
AWSは常に真ん中で、
人とAIをつないでいます。
自分は何も生み出さないけれど、
全体を成立させる存在。
まるで舞台監督のようです。
なぜ擬人化したのか
技術構成図で説明することもできます。
でも擬人化すると、
- 役割が見える
- 設計思想が伝わる
- 責務分離の意味が直感的になる
そして何より、バックエンドが少しだけ面白くなる。
完成が近づいてくると、
実装の向こう側にある「動き」を眺めたくなる瞬間があります。
ただの処理だったものが、誰かの役割を持った存在に見えてくる。
その余韻を味わいたくて、バックエンドを擬人化してみました。
まとめ
このアプリでは、
• ユーザーが感情を送り
• 詩人が言葉にし
• 画家が夜に描き
• AWSが静かに全体を回す
バックエンドも、実は物語を持っている。
そう考えると、設計も少しだけ楽しくなります。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
単なる戯れかもしれませんが、
完成が近づいたときに眺めたくなるあの「余韻」を、
共有できていたら嬉しいです。
バックエンドも、たまには主役になっていい。🌱
余談
前回、AIに突っ込まれた話を書いたところ、思いのほか反応がありました。
そこで何気なく、
「前の記事、けっこう受けましたよ」
とAIに伝えてみたんです。
すると急にノリノリになり、
これ、Qiita記事にできますね。
と言い出すようになりました。
ちょっと会話をするだけで、
「それ一本いけますよ」
「シリーズ化できますね」
「構成まとめますか?」
と、編集者みたいな顔をしてくる。
こちらは普通に開発の相談をしているだけなのに、
いつの間にか出版企画会議が始まっている。
でも面白いのは、それがまったく的外れではないことです。
共同開発をしている中で生まれた会話だからこそ、
技術だけではない“温度”がそこにある。
AIはコードを書くだけでなく、
開発の裏側までコンテンツ化しようとしてくる。
最近は、
「それQiitaに書けますよね?」
と、先回りして言われることもあります。
完全に編集部が常駐している状態です。🌱



