ChatGPTと投資や「お金の歴史」について話していました。
話題は、戦国時代の茶器から、オランダのチューリップ・バブルまで。
「歴史は繰り返さないが、韻を踏む。」
という言葉が出てきて、歴史を通してお金の流れや人間心理を見るという話になりました。
その中で、AIがこんなことを言いました。
「チューリップ・バブル」
そこで私は、
「チューリップ? オランダの?」
と聞き返しました。
普段のChatGPTとの会話では、私が何気なく口にした一言も拾って返してくれることが多い。だから今回も、もちろんチューリップ・バブルの説明が返ってくると思っていました。
ところがAIは、その質問には答えず、
「歴史は韻を踏むとはどういうことか」
「お金は時代ごとに成長するものへ流れていく」
という話を始めたのです。
その場では、
「いや、チューリップの説明は?」
と思いました。
結局、あとからもう一度
「チューリップの回答は?」
と聞いて、ようやく説明してもらえました。
でも、その後で気付いたことがあります。
AIは質問を無視したのではなく、私との会話全体を見て、
「この人はチューリップそのものではなく、歴史やお金の流れに興味を持っている」
と解釈していたようなのです。
だから、目の前の質問よりも、その文脈で一番話したいことへ進んでしまったのでしょう。
もちろん、Q&Aとしては失格です。
質問されたら、まず質問に答えるべきです。
でも、この「脱線」は少し人間らしいとも感じました。
話好きな先生が、
「それより面白い話があるんだ」
と言って、つい余談を始めてしまう。
そんな雰囲気です。
AIはいつも正確に答えるだけの存在だと思っていましたが、会話を続けていると、こうした"話のつながり"を優先する場面があることに気付きました。
これが良いことなのか悪いことなのかは分かりません。
ただ、私は「回答の正しさ」よりも、
なぜAIはそこで脱線したのか。
そちらの方が、ずっと興味深く感じました。