#Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)
Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS) は、EC2 インスタンスで使用するためのブロックレベルのストレージボリュームを提供します。EBS ボリュームの動作は、未初期化のブロックデバイスに似ています。これらのボリュームは、デバイスとしてインスタンスにマウントできます。同じインスタンスに複数のボリュームをマウントしたり、一度に複数のインスタンスにボリュームをマウントすることができます。これらのボリューム上にファイルシステムを構築できます。また、これらのボリュームをブロックデバイスを使用する場合と同じ方法で使用できます (ハードドライブとして使用するなど)。インスタンスにアタッチされているボリュームの設定は動的に変更できます。
##暗号化シナリオ
- 暗号化されていないボリュームを復元する (デフォルトでの暗号化が有効になっていない場合)
- 暗号化されていないボリュームを復元する (デフォルトでの暗号化が有効になっている場合)
- 暗号化されていないスナップショットをコピーする (デフォルトでの暗号化が有効になっていない場合)
- 暗号化されていないスナップショットをコピーする (デフォルトでの暗号化が有効になっている場合)
- 暗号化ボリュームを再暗号化する
- 暗号化スナップショットを再暗号化する
- 暗号化されたボリュームと暗号化されていないボリュームとの間でデータを移行する
###暗号化されていないボリュームを復元する (デフォルトでの暗号化が有効になっていない場合)
デフォルトでの暗号化を有効にしないと、暗号化されていないスナップショットから復元されたボリュームは、デフォルトで暗号化されません。
###暗号化されていないボリュームを復元する (デフォルトでの暗号化が有効になっている場合)
###暗号化されていないスナップショットをコピーする (デフォルトでの暗号化が有効になっていない場合)
###暗号化されていないスナップショットをコピーする (デフォルトでの暗号化が有効になっている場合)
デフォルトでの暗号化を有効にした場合、暗号化されていないスナップショットのコピーには暗号化が必須であり、デフォルトの CMK を使用する場合は、暗号化パラメータは必要ありません。
###暗号化ボリュームを再暗号化する
CreateVolume アクションが暗号化されたスナップショットに対して実行されるときは、別の CMK でそれを再暗号化することができます。以下の図は、そのプロセスを示したものです。この例では、CMK A と CMK B の 2 つの CMK を所有しています。ソーススナップショットは CMK A によって暗号化されています。ボリュームの作成中に、パラメータとして指定された CMK B のキー ID を使用して、ソースデータは自動的に復号され、次に CMK B によって再暗号化されます。
###暗号化スナップショットを再暗号化する
スナップショットをコピー時に暗号化する機能により、すでに暗号化された自己所有のスナップショットに新しい対称 CMK を適用できます。結果として作成されたコピーから復元されたボリュームには、新しい CMK を使用してのみアクセスすることができます。以下の図は、そのプロセスを示したものです。この例では、CMK A と CMK B の 2 つの CMK を所有しています。ソーススナップショットは CMK A によって暗号化されています。コピー中に、パラメータとして指定された CMK B のキー ID を使用して、ソースデータは自動的に CMK B によって再暗号化されます。
##Amazon EBS 高速スナップショット復元
Amazon EBS 高速スナップショット復元を使用するとスナップショットからボリュームを作成でき、このボリュームは作成時に完全に初期化された状態になります。これにより、ブロックの初回アクセス時における I/O オペレーションのレイテンシーがなくなります。高速スナップショット復元を使用して作成されたボリュームでは、プロビジョンドパフォーマンスをすべて即座に提供できます。