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Site-to-Site VPN

Last updated at Posted at 2020-05-18

Site-to-Site VPN

VPN 接続は VPC とお客様独自のオンプレミスのネットワーク間の接続を指します。Site-to-Site VPN は、インターネットプロトコルセキュリティ (IPsec) VPN 接続をサポートしています。

概念

  • VPN 接続: オンプレミス機器と VPC 間の安全な接続
    • 高可用性のために同時に使用できる 2 つの VPN トンネルが含まれています。
  • VPN トンネル: お客様のネットワークと AWS の間でデータを送受信できる暗号化されたリンク。
  • カスタマーゲートウェイ: カスタマーゲートウェイデバイスに関する情報を AWS に提供する AWS リソース。
  • カスタマーゲートウェイデバイス: Site-to-Site VPN 接続のユーザー側にある物理的なデバイスまたはソフトウェアアプリケーション。

AWS Site-to-Site VPN の仕組み

Site-to-Site VPN 接続は、仮想プライベートゲートウェイまたは AWS 側の トランジットゲートウェイ と、リモート (オンプレミス) 側のカスタマーゲートウェイの間に 2 つの VPN トンネルを提供します。

  • 仮想プライベートゲートウェイ スクリーンショット 2020-05-18 17.37.09.png

仮想プライベートゲートウェイを作成するとき、Amazon 側のゲートウェイのプライベート自律システム番号 (ASN) 指定できます。ASN を指定しない場合、仮想プライベートゲートウェイはデフォルトの ASN (64512) で作成されます。仮想プライベートゲートウェイの作成後に ASN を変更することはできません。

  • トランジットゲートウェイ スクリーンショット 2020-05-18 17.38.25.png

トランジットゲートウェイ は仮想プライベートクラウド (VPC) とオンプレミスのネットワークの相互接続に使用できる中継ハブです。

ルートテーブルと VPN ルーティングの優先度

Site-to-Site VPN 接続または AWS Direct Connect 接続から伝播されるルートが VPC のローカルルートと重複する場合は、伝播されたルートがより詳細であっても、ローカルルートが最優先されます。

Site-to-Site VPN 接続または AWS Direct Connect 接続から伝播されるルートと他の既存静的ルート (プレフィックスの最長一致は適用できません) が同じ宛先 CIDR ブロックの場合は、ターゲットがインターネットゲートウェイ、仮想プライベートゲートウェイ、ネットワークインターフェイス、インスタンス ID、VPC ピアリング接続、NAT ゲートウェイ、トランジットゲートウェイ、またはゲートウェイ VPC エンドポイントの静的ルートが優先されます。

Site-to-Site VPN アーキテクチャ

  • 単一の Site-to-Site VPN 接続

スクリーンショット 2020-05-18 17.54.20.png

  • トランジットゲートウェイを持つ単一の Site-to-Site VPN 接続

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  • 複数の Site-to-Site VPN 接続 スクリーンショット 2020-05-18 17.54.55.png

VPN CloudHub を使用して安全なサイト間通信を提供する

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冗長な Site-to-Site VPN 接続を使用してフェイルオーバーを提供する

カスタマーゲートウェイデバイスが使用できなくなった場合に接続が失われるのを防ぐために、2 番目のカスタマーゲートウェイデバイスを使用して、VPC および仮想プライベートゲートウェイへの 2 番目の Site-to-Site VPN 接続を設定できます。冗長な Site-to-Site VPN 接続とカスタマーゲートウェイデバイスを使用すれば、1 つのデバイスでメンテナンスを実行しながら、2 番目のカスタマーゲートウェイの Site-to-Site VPN 接続を通してトラフィックの送信を継続することができます。

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Amazon CloudWatch を使用した VPN トンネルのモニタリング

CloudWatch を使用して VPN トンネルをモニタリングすることで、VPN サービスから未加工データを収集し、リアルタイムに近い読み取り可能なメトリクスに加工することができます。これらの統計は 15 か月間記録されるため、履歴情報にアクセスしてウェブアプリケーションやサービスの動作をより的確に把握できます。VPN メトリクスデータは、利用可能になると自動的に CloudWatch に送信されます。

参考文献

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