はじめに
ストリーミング配信の仕組みについて基礎知識を解説
https://www.fujiya-avic.jp/contents/video-streaming-system/754.html
ストリーミング配信とは
インターネットで動画を見る場合、従来は膨大なファイルデータをパソコンのハードディスクへ、すべてダウンロードしてからでないと視聴できませんでした。すべてのファイルデータをダウンロードするには時間がかかり、現在のように動画を気軽に楽しむことは難しかったのです。
そこで登場したのがストリーミング配信。サイズの大きいファイルをパケット化して、ダウンロードしながら同時に再生するという仕組みで、パケットはパソコンのメモリに蓄積されます。ユーザーはダウンロードの待ち時間を気にすることなく、見たいときにすぐに動画を視聴することができるようになりました。
視聴が終わるとパケットデータはメモリから消去され、パソコン内に残ることはありません。
ストリーミング配信のメリット
ストリーミング配信には、以下のようにたくさんのメリットがあります。
- 有料サービスなどテレビではできない情報の提供
- アクセス履歴による効果の分析が可能
- インタラクティブによりユーザーのリアルタイムな動向の把握が可能
- ファイルがハードディスクなどに保存されない仕組みのため、違法コピーを防ぐことが可能
ストリーミング配信の2つの配信方法
- オンデマンド配信とは
- ライブ配信とは
オンデマンド配信とは
オンデマンド配信は、あらかじめサーバにアップロードされた動画ファイルを、ユーザーが見たいものを見たいときにアクセスして再生する仕組みの配信方法。ビデオデッキでビデオを見るように、早送りや巻き戻しなどが自由に行えるるので、手軽な視聴が可能です。
WindowsMediaやQuickTimeなど、4種類のフォーマットが主流を占めています。映画などのプロモーションビデオやセミナーなど、あらゆるコンテンツで広く利用されています。
ストリーミング配信に際しては、動画撮影用のデジタルビデオカメラや動画編集ソフト、撮影した素材をストリーミングフォーマットへ変換するためのエンコーダーソフトが必要です。また、動画ファイルの公開には、ストリーミングサーバと高域帯専用回線が必要になります。
ライブ配信とは
ライブ配信は、文字通りテレビの生中継のようなものです。撮影している映像を、ストリーミング配信用にエンコードしてリアルタイムで配信する仕組みで、早送りなどの操作はできません。パーソナル放送局や監視システム、eラーニング、会議や研修などで使用されています。
ライブ配信には、オンデマンド配信同様、デジタルビデオカメラ、エンコード用パソコン、エンコードソフト、ストリーミングサーバ、回線が必要です。
ストリーミングの基礎技術
ストリーミングとは?
- 映像配信
- ダウンロード型
- 一度ハードディスクに保存し、ハードディスク内のコンテンツを再生
- ストリーミング型
- プログレッシブ(逐次)再生、ダウンロードしながら再生
- データをローカルディスクにファイルとして残さない
- ダウンロード型

TV会議との違い
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リアルタイム性
- TV会議は、双方向通信で、(ほぼ)リアルタイムにやりとりができる
- ストリーミングについては、バッファリングなどの影響で、リアルタイムとは言いがたく、片方向通信をメインとしたメディア特性
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同報性
- 両者とも1対1や1対特定多数は実現できるが、1対不特定多数になると、ストリーミングのほうが分がある
本日のデモ構成 本日のデモ構成
