#AWS Direct Connect とは
AWS Direct Connect は、お客様の内部ネットワークを AWS Direct Connect ロケーションに、標準のイーサネット光ファイバケーブルを介して接続するサービスです。ケーブルの一端がお客様のルーターに、他方が AWS Direct Connect のルーターに接続されます。この接続を使用すると、パブリックな AWS のサービス (Amazon S3 など) または Amazon VPC への仮想インターフェイスを直接作成できるため、お客様のネットワークパスの中でインターネットサービスプロバイダーをバイパスできるようになります。AWS Direct Connect ロケーションとは、対応するリージョンでの AWS へのアクセスの中継地となるものです。パブリックリージョン または AWS GovCloud (US) の単一の接続を使用して、他のすべてのパブリックリージョンのパブリック AWS のサービスにアクセスすることができます。
##AWS Direct Connect コンポーネント
- 接続
- AWS Direct Connect のロケーションで接続を作成し、お客様の施設から AWS リージョンへのネットワーク接続を確立します。
- 仮想インターフェイス
- AWS のサービスへのアクセスを有効にするには、仮想インターフェイスを作成します。パブリック仮想インターフェイスにより、Amazon S3 などパブリックサービスへのアクセスが有効になります。プライベート仮想インターフェイスは、VPC へのアクセスを有効にします。
[図解]AWS Direct ConnectのShared Virtual Interfacesとは
https://dev.classmethod.jp/articles/illustrate-direct-connect-shared-virtual-interfaces/
##リモート AWS リージョンへのアクセス
###リモートリージョンでのパブリックサービスへのアクセス
リモートリージョンのパブリックリソースにアクセスするには、パブリック仮想インターフェイスをセットアップし、ボーダーゲートウェイプロトコル (BGP) のセッションを設定する必要があります。
##Link Aggregation Group (LAG)
Link Aggregation Group (LAG) は、Link Aggregation Control Protocol (LACP) を使用して、1 つの AWS Direct Connect エンドポイントに複数の接続を集約し、それらを 1 つのマネージド型接続として扱うことを可能にする論理インターフェイスです。
次の図では、各ロケーションに 2 つずつ、合計 4 つの接続があります。同じ場所を終端とする接続の LAG を作成すれば、4 つの接続ではなく 2 つの LAG を使って設定と管理を行うことができます。
##Direct Connect ゲートウェイ
同一リージョン内に複数の VPC がある場合は トランジットゲートウェイ
仮想プライベートゲートウェイ
###仮想プライベートゲートウェイの関連付け
次の図では、Direct Connect ゲートウェイによって、米国東部(バージニア北部) リージョンの AWS Direct Connect 接続を使用し、米国東部(バージニア北部) と 米国西部 (北カリフォルニア) の両方のリージョンでご自身のアカウントの VPC にアクセスできます。
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###アカウント間の仮想プライベートゲートウェイの関連付け
Direct Connect ゲートウェイを所有している Direct Connect 所有者 (アカウント Z) のシナリオを考えてみます。アカウント A とアカウント B は Direct Connect ゲートウェイの使用を希望しています。アカウント A とアカウント B はそれぞれ、関連付け提案をアカウント Z に送信します。アカウント Z はこの関連付け提案を承諾し、必要に応じて、アカウント A の仮想プライベートゲートウェイまたはアカウント B の仮想プライベートゲートウェイから許可されるプレフィックスを更新します。アカウント Z が提案を承諾すると、アカウント A とアカウント B はそれぞれの仮想プライベートゲートウェイから Direct Connect ゲートウェイにトラフィックをルートできるようになります。また、アカウント Z はゲートウェイを所有しているため、顧客へのルーティングを所有します。
###アカウント間のトランジットゲートウェイの関連付け
Direct Connect ゲートウェイを所有している Direct Connect 所有者 (アカウント Z) のシナリオを考えてみます。アカウント A が トランジットゲートウェイ を所有していて、Direct Connect ゲートウェイを使用したいと考えています。アカウント Z は関連付け提案を受け入れ、オプションで、アカウント A の トランジットゲートウェイ から許可されるプレフィックスを更新できます。アカウント Z が提案を受け入れた後で、トランジットゲートウェイ にアタッチされた VPC は、トランジットゲートウェイ から Direct Connect ゲートウェイにトラフィックをルーティングできます。また、アカウント Z はゲートウェイを所有しているため、顧客へのルーティングを所有します。
参考文献
- AWS Direct Connect とは