QAエンジニアになる前にコンサルティングセールスを経験して良かったこと
新卒で某人材大手企業へ入社し、採用のコンサルティングセールスを2年半経験した私ですが、2025年10月でQAエンジニアとしての1年目が終了しました。(記事書くの遅れてしまった。。)
大学からCS専攻などに進みたかったな。。など考えることもありますが、
そうではないキャリアだからこそ得られたメリットもあると感じています。
セールス時代に得られた現在も活きているスキル3選
- ビジネス視点での思考
- 顧客折衝力・コミュニケーション力
- 問題分析・改善提案力
1.ビジネス視点での思考
人材業界のコンサルティングセールスだったこともあり、様々な業界の中小企業〜大企業との商談機会・取引機会がありました。
商談を行ううえで、「業界動向」「その企業のポジショニング」「経営戦略」「事業戦略」などを調査し、先方との会話の中で、それらを実現するためのどのような「採用戦略」が必要かを議論・提案してきました。
上場企業であれば決算資料などから戦略と現状を掴むことも多くあり、単に目の前の求人ではなく、あくまでも経営上の目標を達成するための採用観点での支援を行ってきました。
このような思考はQAエンジニアとしてシステム開発に関わるうえで、どのような目標・計画があるからこのシステムが必要であり、そのためにはどのようなスケジュールでどのようなテストを行う必要があるかなどを策定することに活きています。(まだそこまで関わることができることは少ないですが。。)
2.顧客折衝力・コミュニケーション力
すでに記載したような経験から、様々な企業の採用担当者や代表などとの商談を数多くこなして来ました。また、自社内でも求人作成のディレクターやライター、他サービス担当者との連携など各方面との協力が必要な業務だったため、誰とでも円滑に進める力が身につきました。
QAエンジニアも開発側との協力やQAチーム内での協力は必要不可欠であり、強みが活きていると感じます。
3.問題分析・改善提案力
「ビジネス視点での思考」でも記載したように、決算資料などから現状を紐解いたうえで、採用の観点でどのような支援ができるかという提案をする必要がありました。
また、求人掲載が始まると、掲載効果の分析や改善提案も日々必要でした。(求人の表示回数、クリック率、応募率、などなど)
QAエンジニアとしては、テスト計画、WBSの作成・更新、テスト設計などを行ううえで、思考するタイミングは多く存在します。
リリースまでの各スケジュールを達成すると同時に品質向上するためには常々論理的に思考し、問題分析と改善をしていく必要があると感じ、その点でこれまでの経験は今後もより活きてくると考えています。
まとめ
今回は「QAエンジニアになる前にコンサルティングセールスを経験して良かったこと」として3選を記載しました。
セールスとしての経験は2年半ですが、濃度はとても濃く、刺激の多い環境で精進した期間でした。
記載していない内容でも様々な点で今後も活きるものがあると思っています。
とはいえ、社会人としてはまだ4年目ですし、QAエンジニアとしても2年目に入ったばかりのまだまだな人間です。
引き続き、個人的な学習の継続と職場での実務経験を積んでいき、「自分にしかできない仕事」をしていきたいです。