はじめに
以前の記事 【IBM Application Gateway】IBM Cloud Monitoring with Sysdig に統計情報を送信するで、IBM ApplicationGatewayの統計情報を送信する機能を構成しました。
実環境での監視をイメージして、IBM Application Gatewayのワーカースレッド数を監視する方法について試してみました。
- IBM Cloud Monitoring with Sysdig 通知設定
- IBM Cloud Monitoring with Sysdig アラート設定
- ワーカースレッド数が閾値を超えたときの通知確認
1.IBM Cloud Monitoring with sysdig 通知設定
IBM Cloud Monitoring を開きます。
Profile-Setting-Notification Channelsで通知設定を新規作成します。
今回はメール通知するように設定しました。
2.IBM Cloud Monitoring with Sysdig アラート設定
ワーカースレッドが枯渇したときに検知できるようにアラート設定をしていきます。
今回は、負荷生成上、アクティブなワーカースレッド数が1を超えたらアラート通知するという設定を行いました。
プロジェクト iag-ishikawa-statsd にiagという名前で始まるPodが2つデプロイされている状態です。
iag-5-69g8v 1/1 Running 0 90m
iag-5-n8d8t 1/1 Running 0 90m
Exploreで対象のプロジェクトを選択すると、アラート登録のためのアイコン(赤枠部分)が表示されます。
クリックして、アラートを作成します。
以下のような上限でアラート設定を定義しました、
- Severityはhighとする。
- アクティブなワーカースレッド数を示す iag.threads.active の最大値が1を超えたらという条件を設定する。
- ScopeでContainer.nameでPodの名称(iag)を含むという条件を指定する。
なお、コンテナ名を含めることで、同じプロジェクト内に複数のアプリケーションをデプロイしても、それぞれ監視設定を行えると思います。
その他の設定はデフォルトのままアラートを保存すると登録完了です。
3.ワーカースレッド数が閾値を超えたときの通知確認
負荷生成して、ワーカースレッド数を1を超える値になるようにします。
IBM Cloud Monitoring with Sysdig のアラート画面でもアラームのようなアイコンが表示されて、アラートがあがったことを確認できました。
最後に
IBM Cloud Monitoring with Sysdig で、ワーカースレッド数の監視を行ってみました。