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応用情報技術者試験 合格への道:ネットワーク:データ通信と制御

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こちらを参考にしています。41問出題されています(2020/1/27現在)
https://www.ap-siken.com/index_te.html#10_2
※たぶん過去問が増えるごとに変更される

通信機器に関する問題が多く、具体的にどのような機械でどのような通信が行われているかを把握すると解ける問題が多い。

■CSMA/CDに関する問題 8問

・複数の通信が同時に行われた場合は衝突を検出し、送信を中止してランダム時間待ってから再び送信をする
・その結果衝突の頻度が増すとスループットが下がる

ということを理解していればどの問題も解けます。

CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection) 通常の有線LANです。
CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance) 無線LAN

無線通信は信頼できる衝突検出の手段がないので、CSMA/CAは送信の前に待ち時間を毎回挿入することになる。

Detection:検出、Avoidance:回避

応用情報の問題は英語がわかっていると解ける子問題が結構あるので、積極的に英語も覚える

これが理解できていると「LANの制御方式に関する記述:H18秋期 問57」も解ける

■レイヤ2スイッチ、スイッチングハブに関する問題 8問

・スイッチングハブとブリッジは同等の機能を持つ、MACアドレスで中継先を判断する

ということを理解していると解ける問題だけです。

「レイヤ2」とは「データリンク層」に属しMACアドレスで中継先を判断する形式。なのでLAN内でしか判別できないものと理解しておくとよい。

・ポートVLAN

 →VLAN(Virtual LAN)。スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)に接続された端末をグループ化する機能、またはその機能で形成されたネットワーク。
  複数のポートを論理的なグループにまとめ,グループ内だけの通信を可能にする。

「レイヤ3」は「ネットワーク層」に属す。ルータも「ネットワーク層」なのだがルータはソフトウェア的に処理をおこなうので、ASICと呼ばれる専用のハードウェアチップを用いる「レイヤ3」の方が速い。

■OSI基本参照モデルに関する問題 4問

とりあえず「セション層」に関する問題が3問。

・データの送受信管理をするところ

「ネットワーク層」に関する問題が1問。

・エンドシステム間のデータ伝送を実現するために,ルーティングや中継などを行う。

を覚えておく。

OSI基本参照モデルに関しては全部覚えておいた方が良いと思うが、ここでは割愛します。

■MACフレームとIPパケットに関する問題 3問

個人的に何度やっても間違えてしまう問題。

基本的に覚えておかなくてはいけないのは

・ルータの内側であればMACアドレスがわかれば、その機器に到達する。

・ルータの外側のMACアドレスがわからなくてもIPアドレスがわかっていればARPでMACアドレスを取得することができる

ルータに届けるためにはルータのMACアドレスを指定しないと届かない(ルータの内側の話なので)、接続先の機器に届けるためにIPを指定しないといけない、ルータの外側のMACアドレスに関してはARPに任せればよいという理解で回答する。

■ルータの機能に関する問題 3問

・ルータは「ネットワーク層」で「ネットワーク同士を接続」し、通過するパケットのIPアドレスを見てパケットを最適な経路に転送する通信装置

■LAN間接続装置に関する問題 2問

出題されている2問ともリピータを理解すれば解ける。

リピータは「物理層で相互に接続する」、「同種のセグメント間で信号を増幅する」ということを覚えておく。

■プロキシ、フォワードプロキシに関する問題 2問

ネットワーク:ネットワーク方式 でも出題されています。
 →フォワードプロキシは自分のネットワーク内で動く、リバースプロキシは自分のネットワーク外で動く

■1問ずつ出題されている問題

1問ずつ出題されている問題をすべて網羅するのは、費用対効果が低いかと思います。

とりあえず過去に出題されている問題について、理解しておくべき文言について記載しておきます。

・ルーティングテーブル

 →個々のネットワークの宛先への経路の一覧を保持しているテーブル状のデータ構造。
  IPアドレスをもとにネットワークをまとめて、アクセスを行いやすくしているものだと理解する。
  テーブル内で複数合致するものがあるときはプレフィックス長が最も長い(IPが左側から一番同一である)ものを採用する

・リンクアグリゲーション

 →複数の物理回線を論理的に1本に束ねる技術

・IEEE802.3

 →「イーサネット」をベースにIEEEが標準化した規格
  イーサネットでは、物理層およびデータリンク層を規定している。

・バス型配線

 →バス形配線 同軸ケーブルなどの1本のケーブルに,全ノードが接続されている。
  その他、スター型、リング型、ツリー型などがある。形状の説明と名前が一致していいるのでそれで覚える

・パケット交換とフレームリレー方式

 →フレームリレー方式は、パケット交換方式の一種。フロー制御や再送制御などを簡略化することで伝送効率を向上させている。
  簡略化しているから速いけど比較的に安定していない

・コネクションレス型通信

 →データを一方的に送り付ける方式。
  送信するすべてのパケットに,あて先を示す情報を付加する

・データ伝送

 →無手順
   特定の制御手順をもたない伝送制御手順で信頼性・伝送効率ともに低い。
  ベーシック手順
   文字列情報を伝送するための制御手順。
   テキストデータの文字列に変換することで、テキストデータ伝送用の手順を使用してバイナリデータを送ることが可能。
  HDLC手順
   同期方式としてフラグ同期を採用することで任意のビットパターンを伝送できる高効率・高信頼性の伝送制御手順。
   CRCによる誤り検出機能を有している。

・トークンリング方式のLAN

 →「トークン」と呼ばれる特殊なフレームを常時1つ巡回させ、これを受け取ったノードだけが送信を行うことで、フレームの衝突を回避する
  データを送信するノードは,まず送信権を獲得しなければならない。

・V.24

 →「データ端末装置」と、モデムなどの「データ回線終端装置」のインタフェースに関する規定

■最後に

とりあえず過去問は調べましたが、全部を理解するのは難しいと思われます。

ここだけににこだわるよりも、全般的に勉強する方が点数は取りやすいでしょう。

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